知らぬ間に億万長者に。海外の確定拠出年金加入者の濡れ手に粟

芽

アメリカでは1980年以降、本格的に401Kと呼ばれる確定拠出年金が導入され、その運用資金が巨額化するにつれ、株価も上昇すると好循環に恵まれています。

その結果、確定拠出年金制度で資産運用していた人が知らぬ間に?億万長者となっていたケースも少なくありません。

一方、日本はアメリカの20年遅れといった状態であり、制度も洗練されていない上に、その理解度も低く、制度の効用を生かし切れていないのが実態です。

日本とアメリカとの差はいったいどこにあるのでしょうか?






日米株価推移に愕然


以下は1980年以降のNYダウの値動きです。

20230825NY.png

2023年夏の時点で、株価は1980年の35倍以上に跳ね上がっています。

一方で日経平均はどうでしょうか。

20230825_nikkei225.png

日経平均は43年の歳月を経て、およそ4.5倍にしかなっていません。

いかに日本が長期低迷に陥っているかがわかるというものです。

知らぬ間に資産が雪だるまとなる仕組み


卵が先か鶏が先かという話になるのですが、確定拠出年金導入の広がりがアメリカ株を押し上げたという側面があることは拭い難い事実だと思います。

そして、人間心理を研究し、投資に興味がない人にも自動的に、投資信託を保有させるような仕組みを導入した効果が大きかったといえます。

なぜそうしたかといえば、長期運用の世界では、預金や債券に比べて株式の優位性が際立っているからです。

確定拠出年金では、加入者がどんな商品で運用するか指定しないと、デフォルト商品といわれる商品が自動的に選択されるわけですが、アメリカでは原則として元本確保型の商品を認めていません。なぜなら思ったほど増えず、インフレに負けてしまうからです。

多くの場合、デフォルト商品として採用されているのは、ターゲット・デート・ファンド、ターゲット・イヤー・ファンドなどと呼ばれる、年齢に応じリスク資産の比率を変えていくバランス型の投資信託です。

加入者の選択も積極的であり、元本確保型の比率は1割程度しかありません。

また、多くの企業が給与に対する積立比率を一定期間ごとに、自動的に高める仕組みを採用するなど、制度的に自動的に資産が増えていく作りとなっています。

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日本はビビりでケチケチ


一方、日本はどうでしょうか。

デフォルト商品のなんと75%が預貯金などの元本確保型商品・・・。加入者の選択も4割が元本確保型となっており、リスク回避志向が鮮明です。

これはバブル崩壊の痛手も大きな要因であろうと思われます。

また、拠出限度額の大きさの差にも愕然とします。

アメリカでは企業型確定拠出年金の年間拠出額の上限は6万6千ドルであり、日本円にして約950万円!

かたや日本は年間66万円とアメリカの10分の1にもなりません。

最後に


その結果、アメリカの確定拠出年金加入者は多くの場合、億万長者となっています。

401Kに15年間加入した人の平均資産は44万5000ドルを超えるとされ、日本円にして約6500万円にもなります。

アメリカを礼賛するわけではありませんが、見習う点は多いといわざるを得ないようです。

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