新NISA、金融機関選びの結果で対応が異なってくるので注意

今年も残すところあと4か月ちょっととなりました。
投資家にとっては、2023年後半はいろいろと考えておくべきことが多くなります。
なぜなら2024年にはいよいよ新NISAがスタートするからです。
なかでも2023年9月末までに考えておくべきことがあります。それは新NISAをどの金融機関で利用するかです。
これを最初に決めたら、場合によっては2023年9月中に対応すべきことがでてくるので注意が必要なのです。
新NISAの可能性と注意点
新NISAをフル活用したいと考えている投資家は多いのではないでしょうか。
1年間の投資限度額はあるものの、最終的に1800万円まで生涯にわたり非課税で投資ができるのですから。
富裕層でもなければ、投資はすべて新NISA内で収めることも可能ではないでしょうか。
しかし、投資対象となる商品は絞り込まれるために、採用される商品をより多く取り扱っている金融機関を選ぶのが大事でしょう。
また、新NISAで非課税メリットを受けられても高い手数料でそのメリットが打ち消されてはどうしようもありません。
大事なのは金融機関選び
そう、重要なのはまずは金融機関選びだということです。
今まで漫然と使っていた金融機関を変えるきっかけとなるのが新NISAともいえるでしょう。
今、NISAを使っている金融機関に何の不満もなく、2024年もそこで引き続き新NISAを利用したいと考えるならば答えは簡単。
何もしなくて構いません。
新NISAは、現行のNISA口座を保有する金融機関に自動で開設されるからです。
しかし、金融機関を変えたい場合は急いで手続きをしなくてはならないケースもあり、注意が必要です。
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急いで対応しなければならないケース
それは、現行のNISAで口座を開設しているが、今年(2023年)にその投資枠を利用していない場合です。
放っておくと今の金融機関に新NISAの口座が開設されてしまうので、別の金融機関への変更の手続きを2023年9月中に行っておかなければなりません。
では、2023年に投資枠を利用しているが、来年からの新NISAは別の金融機関で利用したいと考えている人はどうしたらよいのでしょうか。
この場合は、2023年の現行NISA口座の金融機関の変更はできません。
そのため、2023年10月以降に金融機関の変更手続きを行うことで2024年以降は別の金融機関で新NISAの口座を開設することが可能となります。
最後に
新NISAだけなら仕組は簡単であれこれと考える必要はなさそうです。
しかし、現行NISAでの残高が保有できる状態で、新NISAが走り出すので事はちょっと複雑になり、いろいろと考える必要が出てきます。
またの機会に続けてみたいと思います。
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