SBI証券と楽天証券の仁義なき戦いをウェルスナビが利用する!?

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ロボアドバイザー投資の大手であるウェルスナビがSBI証券とSBIネオモバイル証券との業務提携を解消したのが、2022年9月末でした。

提携解消を申し出たのはSBI側です。

SBIを通じてウェルスナビと契約した顧客はウェルスナビの直販事業へと引き継がれるため、コスト面では改善がされました。

しかし、SBIの新規顧客獲得力は凄まじく、ウェルスナビの新規顧客のうち、2社で約10%を占めていたのですからウェルスナビにとっては大きな痛手となったことでしょう。

それから1年、ウェルスナビはSBI証券の宿敵である楽天証券と提携することになりました。

それにしてもなぜSBIはウェルスナビと提携を解消したのか、また楽天証券は提携に至ったのでしょうか。気になるところです。






SBI、ウェルスナビの成長の大貢献す


ウェルスナビの設立は2015年4月、実際にサービスを開始したのは2016年7月とまだ生まれたばかりの会社そしてサービスです。

SBI証券との提携は、特にウェルスナビの初期の成長に大きく貢献しました。

ウェルスナビの売上高のうち、SBI経由の顧客が占める割合は2017年には約半分に達していたのです。他の金融機関との提携そして直販の増加で徐々にその比率は低下したわけですが、提携末期でも1割強を占めていたものと思われます。

それではなぜSBIはウェルスナビとの提携を解消したのでしょうか。

利益相反防止のためのやむなき提携解消


ウェルスナビと同じく、ロボアドバイザー投資サービスを提供しているFOLIOという会社があります。

SBIホールディングスは、2021年8月にFOLIOの親会社を子会社化し、SBIグループに取り込みました。

そして、SBI証券のサイトで、FOLIOのロボアドサービスの提供を始めたのです。

SBIのグループ会社とウェルスナビは競合してしまうため、ウェルスナビとの提携は解消せざるを得なかったというのが実態のようです。

SBIとしては、将来性のあるおいしい商売に見えたため、提携では飽き足らず、自前でサービス提供してより大きな利益を上げたいという思惑もあったのではないかと想像します。

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楽天証券にもロボアドがあるのだが・・・


そして、ウェルスナビはSBIを見返すように楽天証券と提携したというわけなのです。

しかし、不思議なのは楽天証券にも「楽ラップ」というロボアドサービスが存在していることです。

SBIと同じ構図なのです。

ウェルスナビの預かり資産は約9000億円と業界トップクラスですが、楽ラップは1000億円程度で伸び悩んでおり、楽天証券は自前でのサービスをあきらめるということなのでしょうか・・・。

SBIはFOLIOを伸ばそうとし、楽天は楽ラップを店じまいする。そんな未来予想図が見え隠れするのです。

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