日本人にとってクルマはますます高嶺の花となっていく・・・

自動車

日本人が豊かになれない(むしろ貧困化している)一方で、世界の国々はどんどん成長しています。

ところで日本の基幹産業は自動車であり、その市場は国内よりも海外のほうが圧倒的に大きい。

そのため、自動車メーカーは日本人向けというよりも外国人向けにクルマを作らなくては仕方がありません。

豊かな海外の人が、贅沢なクルマを欲しがるのは当然のことです。自動車メーカーとしても、そのほうが一台あたりの単価が上がるので渡りに舟です。

しかし、これに日本人はついていけない。なぜなら豊かでないから・・・。

貧困化しているのに自動車の価格帯だけはどんどん上がっていくため、日本人にとってクルマは高嶺の花となりつつあります。






日本、世界から取り残される


2000年から2022年にかけて、アジア、北米、ヨーロッパは多少の差はあるものの、どの地域も大きく成長しています。

20231004GDP.png
(出所:世界経済のネタ帳)

アジアは4倍近く、北米は3倍近く、ヨーロッパでも2.5倍程度成長しています。

一方で日本はどうでしょうか。

20231004GDP2.png
(出所:世界経済のネタ帳)

成長どころか、むしろ下降しています。

こんな国は世界広しといえども日本くらいなものです。

クルマの価格だけがどんどん上がる


日本の自動車市場は世界4位となっていますが、販売台数は横ばいから減少傾向であり、世界シェアでは5%程度にすぎません。

(参考)
20231004CAR.jpg
(出所:グローバルノート)

しかし、世界の自動車市場における日本車のシェアは3割ほどであり、いかに海外依存度が高いかがわかります。

メーカーとしては海外で売れるクルマを作らなくてはどうしようもないわけです。

そして、世界はどんどん成長している。贅沢なクルマを作っても売れるわけですから、価格帯は上昇していきます。

コンパクトカーの平均価格は、2000年で約160万円ほどでしたが、2021年には約210万円となっています。

日本人の給料は上がらないのにクルマはどんどん高くなる・・・。

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残された選択肢


選択肢は限られています。

中古で我慢するか、安いクルマで我慢するかの2択でしょう。

近年、軽自動車の比率がどんどん高まり、もはや約4割が軽自動車です。軽自動車人気の高まりからか、値上がりは普通自動車を上回ります。

軽自動車の平均価格は、2000年で約88万円でしたが、2021年には約158万円と1.8倍も上昇しています。

それでも人気なのは、税金が安いこと、ガソリン代が安く済むことに尽きると思います。

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