日本株に強気の見通し。モルガン・スタンレーの予想の根拠

チャート

アメリカの大手金融機関であるモルガン・スタンレーのストラテジストが日本株について、強気の見通しを示しました。

その根拠はいったいどこにあるのか?またどの程度までの上昇を見込んでいるのでしょうか?

ボックス相場で退屈極まりなく、暴落を恐れる身としては、藁にもすがる思いで気になって仕方がありません。






追い風となるマクロ要因


モルガン・スタンレーのストラテジストが日本株に強気となっている理由は2つです。

1つめはマクロ的な日本経済の動きについてです。

日本も世界同様に物価が上昇しているわけですが、日本の上昇レべルは極めて穏健なものです。

現状レベルの物価上昇は健全といえ、企業の利益率や従業員の生産性向上に貢献しているようです。

また、会社によってレベルの差はあれど、マクロ的には健全な賃金の上昇も起きています。

EPSは10年で倍増の予想


2つめとして、日本企業の収益改善が挙げられています。

TOPIX銘柄の1株利益(EPS)は、2014年には90円程度だったところ、2025年には178円になると予想しており、10年強でほぼ倍増といったところです。

日本の経済規模は大きくなっていないのになぜEPSが2倍になったのか。

その要因は、いくつもありますが大きな要因としては、上場企業が積極的に自社株買いをしてきたこと、そして為替がアベノミクス以降、円安に振れたことの2つが挙げられます。

また自社株買いは企業のROEの改善にも貢献しており、日本企業のROEは今後欧米企業の水準に近づいていくものと予想されています。

目標株価水準は?


さて肝心の株価ですが、現状、2300程度であるTOPIXの2024年6月時点の目標水準として、基本シナリオでは2400、強気シナリオでは2600が想定されています。

これを日経平均に当てはめると、基本シナリオでは33600円程度、強気シナリオでは36400円程度となります。

まあ、強気っていっても大したことがないといった印象・・・。現実的といえば現実的です。

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シナリオが狂う要因


シナリオが崩れる要因として挙げられているのは、日銀の金融政策の変更と円高回帰です。

依然として需給ギャップが埋まらない日本で、金利を上げれば景気を冷え込ませることになるし、円高要因ともなりますので株価にとってはマイナス材料です。

インフレだから金利を上げるなどという、たわけた意見もあるようですが、経済音痴の戯言としかいいようがありません。



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