楽天モバイル底打ちで、株価V字回復の可能性も見えてきた

楽天モバイルの大赤字で、資金繰りさえ心配され株価も大低迷している楽天グループですが、ここに来て最悪期を乗り越えたという見方が出ています。
海外の一部成長株投資家からは、大化け候補とすら見られているというのですから、いさかか驚愕するのです。
いくら何でも期待しすぎでしょ、と・・・。
しかし、株価も大底を打ったかのように見えるのは事実。いったい楽天グループに何が起きているのでしょうか。
楽天グループ、株価は大底?
楽天グループの株価を見れば、いかに楽天が苦境に陥っているかがわかります。

ところが、楽天グループの株を積極的に買う投資家が増えてきているというのです。
いったいどうしてなのでしょうか。
それは、楽天の足を引っ張り続けているモバイル事業に底打ち感が出てきたことによります。
楽天モバイル、最悪期を脱す
楽天モバイルは、2023年4月~6月期、824億円もの赤字を垂れ流しました。
しかしです、最悪期の2022年1月~3月期にはなんと1323億円もの赤字を叩き出して?いたのです。
そして、この期を底に5四半期連続で赤字は縮小してきているのです。まだまだ出口は見えませんが最悪期は脱したとはいえます。
最強プランの実力で契約増加中
楽天モバイルの収益改善の原動力は契約数の増加です。
2022年末に448万だった契約数は23年3月末に457万へ、そして6月末に481万へと増加し、8月には500万を突破しました。
楽天モバイルの電波がつながらないところでも、auの高速データ通信をローミングで無制限に使えるようにした最強プランの導入が威力を発揮しています。
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悲願のプラチナバンド獲得
また他にも追い風はあります。
MNO4社のうち後発の楽天モバイルのみ、通信のつながりやすいプラチナバンドの割り当てがなかったわけですが、2023年10月下旬にも楽天モバイルへの割り当てが決まりそうなのです。
プラチナバンド割り当てで自社回線エリアを拡大できれば、コスト削減や通信品質が向上し、一段の顧客獲得が期待できそうなのです。
1000万契約で黒字化へ
楽天モバイルの希望的観測による予想では、今後も契約者数は増え続け、2024年末には544万件、2025年末には696万件となっています。
どうやら1000万件が黒字ラインのようですが、2026年度には達成の見込みとしています。
もし、楽観的予想が実現するようであれば、2024年は楽天グループの株の絶好の仕込み場となりそうです。
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