代替指数でインデックス型投資信託の信託報酬の下落が加速

取引所

株の世界にも薬のジェネリックのようなもの、あるいはプライベートブランドのようなものがあるとは知りませんでした。

株価指数です。

日経平均株価やS&P500などに連動するインデックス型の投資信託の存在感が高まっているわけですが、これらインデックス投信にかかる意外な費用が指数の使用料なのです。

そして、ジェネリックのような株価指数を利用して信託報酬を下げたファンドが登場してきます。個人投資家としては要注目の商品なのです。






侮れない指数の利用料


日経平均株価は、日本経済新聞社がその権利を持っており、運用会社が指数を利用する場合は日本経済新聞社と契約し、その利用料を継続的に支払わなければなりません。

S&P500の場合ははS&Pダウ・ジョーンズ・インデックス社がその権利を持っています。

この利用料はかなりの金額であり、その負担は結局のところ、信託報酬という形で投資家が支払うことになります。

そこで株価指数版のジェネリックが登場するというわけです。

信託報酬下がり続ける


新NISAの開始が迫っており、投信運用会社も自社の運用商品を買ってもらえるよう必死です。

昨今の投資のトレンドとして、インデックス投資がかなりの広がりを見せています。そしてファンドを選ぶ際の重要なファクターは信託報酬の高低です。

もちろん低ければ低いほどいいわけです。

ここ数年、信託報酬率の低下が続いており、公募株式投信の信託報酬は2017年末の1.09%から2023年6月には0.99%に低下しました。

インデックス型に限定すれば0.46%から0.38%に下がっています。

信託報酬の高低がファンドの雌雄を決するところまで来ています。


日経マネーと正直FPが考え抜いた! 迷わない新NISA投資術 [ 菱田 雅生 ]

価格:1540円
(2023/10/19 21:05時点)



メジャー指数とほぼ同様のマイナー指数


ニッセイアセットマネジメントは信託報酬が競合商品よりも4割も低い米国株のファンドを投入するのだといいます。

第1弾として投入されるのは、米国株に投資する「ニッセイ・S米国株式500インデックスファンド」で、信託報酬は脅威の年0.057%!です。

しかし、ファンド名を見て何か違和感が・・・。

なんとなーく、S&P500を連想させますが、S&Pの文字はなく500だけ。

なんと、信託報酬を抑えるべく、ドイツの指数算出会社「ソラクティブ」が提供する「ソラクティブGBS米国500指数」を採用したのだそうです。

こちらの指数は、米国の時価総額上位500銘柄で構成し、S&P500指数との相関係数は0.9996なのです。

要するにS&P500の代替指数として十分に使えると考えられるのです。

そして、指数の利用料がS&Pに比べて安いため、信託報酬を抑えられるわけなのです。

信託報酬の引き下げは続く


ソラクティブ社は、IT技術を駆使し、なんと11,000以上の指数を算出しているのです。そして既に350以上のETFに指数が採用されています。

ニッセイアセットマネジメントはソラクティブの指数を活用し、「ニッセイ・S」の名称で新シリーズのファンドを今後投入していく模様です。

同じ効果を発揮するならばと、価格の安いジェネリック医薬品同様、投資信託も信託報酬の低いファンドへと資金が流れていく可能性は十分にあります。

コストパフォーマンスを追い求める投資家には、注目の新商品といえそうです。

↓↓応援クリックお願いします↓↓

にほんブログ村

新NISA対応! ラクにお金を増やせる最強のインデックス投資 [ NightWalker ]

価格:1650円
(2023/10/19 21:04時点)






関連記事

コメント

非公開コメント