マンションは高嶺の花、中古の戸建という選択肢

東京23区内になんとか住みたいと考えている人が今、住宅難民と化しております。
東京23区内のマンションは価格が高騰しており、新築マンションでは億ションが当たり前・・・。
引きづられる形で中古マンションも高騰しており、23区内の中古マンションの平均価格は平均的な70平方メートルクラスのマンションで約7000万円にもなります。
これは3年前に比べて2割以上の水準です。
そして、いつか値下がりするだろうと待ってみても、株でいうところの押し目待ちに押し目なし状態で上がり続ける一方・・・。
我慢しきれなくなった人の一部は、全く違う選択肢を選ぶようになってきています。
マンション、投機の対象になる
以下は2008年からの不動産価格の推移です。

(出所:国土交通省)
大規模金融緩和が始まった2013年以降、上昇に転じていることがわかります。
とりわけマンションの上昇が著しい。これは、マンションが海外の投資家を中心として、投機の対象となったからだと思われます。
投機の影響は賃貸マンションにも
分譲マンションは高嶺の花となってしまい、賃貸で我慢する人が多くなれば、賃貸マンションの家賃も上がります。
東京23区の賃貸マンションの家賃は2015年を100とすると2023年には、ファミリー向けマンション(50~70平方メートル)で133まで上昇しています。
そんなわけで、Jリートにおいても住居系が堅調に買われているわけです。
中古の戸建に路線変更!?
もはや分譲マンションは手が出ない。そう考えた人の一部が中古の戸建て住宅に注目しています。
東京都の中古戸建ての成約件数は2022年、10年前に比べて3割近く増えているのです。
中古戸建ての販売を手掛ける上場企業、カチタス(8919)の23年4月~6月の販売件数は2020年同期比で3割近く増えています。
カチタスが手掛ける中古戸建住宅は、埼玉県や神奈川県の郊外で平均1600万円ですから、庶民にも手が出る水準なのです。
捕らぬ狸の皮算用
そのカチタスですが、株価はまったく冴えません・・・。

ひたすら右肩下がりで、底なし沼状態です。しかし、いずれ底打ちするでしょう。
小生が注目するアノマリーに「チャートの窓」があります。チャートに窓が開くと、なぜか不思議に窓が埋まるのです。
カチタスのチャートを見ると2023年初頭、3000円割れの水準で窓が開いていることがわかります。どこで底打ちするかは不明ですが、3000円までの戻りが期待できるというのが個人的な予想(願望?)なのです。
ダブルバガーを狙うとすれば、底打ち1500円と仮定して、待ち伏せしておこうと考えている次第なのです。
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