海外投資家、日本株に大いなる期待。しかし注意が必要

海外の機関投資家が日本株に対して強気になっています。
2023年10月の強気度合いは、2018年10月以来5年ぶりの水準であり、日本株に対する期待度が窺えます。
しかし、株価に対して強気ということは警戒しなければならないということでもあるというのが個人的見解。
今、海外投資家は何を考えているのでしょうか。
海外投資家が日本株に対して強気
2023年10月6日から12日にかけて、バンク・オブ・アメリカが実施した機関投資家調査では、日本株に対する見方が5年ぶりの強気水準となったとのことです。
日本株をオーバーウェートにしている、からアンダーウェートにしているという回答を引いた差が16%に達したというのです。
また、世界最大の資産運用会社であるブラックロック社は、2023年9月に日本株の投資判断をニュートラルからオーバーウエートへの引き上げました。
なぜ海外の投資家は日本株に期待しているのか。
理由は大きく2つあります。
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日本株に対する強気、その理由
1つは、株主資本主義の様相が日本にも本格的に根付つきつつあることです。
企業は成長志向となるか、成長できないなら自社株買いや配当を増やすことで株主に還元する姿勢が鮮明となってきました。
上場企業の自社株価に対する意識も、東証によるPBR改革などでかなり高まっています。
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円安でドル建て日経平均は安く
2つめは円安の進展です。
2022年以降の円安で、ドル建ての日経平均は高値からかなり下落しました(赤線)。

しかし気をつけなければならない。
投資家が強気になっているときほど、株価下落の可能性が高まっているといえるからです。
この考え方は言われてみれば実に単純なのです。
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