日本、アジアの人も驚く物価の安さ。そして日本は買い叩かれる

地球

長引く世界的な物価上昇で人々の購買行動に変化が現れているようです。

それは日本だけではありません。世界一の消費大国であるアメリカでも変化が見られます。

2023年の年末商戦でそれが明らかとなってきました。






実店舗とネット通販で明暗が


アメリカでは、11月23日の感謝祭に小売店が一斉にセールを開始して年末商戦が幕を開けました。

2023年の特徴は、ネット通販の好調と実店舗の不調です。

感謝祭後の5日間に買い物をした人の数は、実店舗では前年比減と振るわなかった一方で、ネット通販は増加しており明暗が分かれました。

これは、物価上昇という一過性の要因と社会の変化という構造的な要因が絡み合った結果であろうと考えられます。

少しでも安いモノを求めようとネットを彷徨う消費者が多くなっていることが一過性の要因でしょう。

構造的な要因としては、スマホの利用が買い物にもどんどんと広がっていることです。

2023年、アメリカではネット購入に占めるスマートフォン利用の割合が51.8%と過半を超えるにいたりました。今後もこの傾向は続くと思われます。

50年近く前から100円のまま


購買行動といえば、デフレが続いた日本はこの30年間で世界から取り残されたといえるでしょう。

かつて日本は物価が高いなどと言われたわけですが、昨今では”安い日本”が当たりまえとなりました。

その際たるものが100円ショップです。

100円ショップ最大手のダイソーは世界に店舗を展開しているわけですが、各国でそれぞれ値付けが異なります。

驚くのは日本の価格はアジア各国で最低だという点です。

台湾では180円程度、タイは210円程度、フィリピンは190円程度が相場となっています。ダイソーの商品の多くは中国からの輸入品ですが、物流費が安くすむ中国でさえ160円ほどとなっています。

発展途上のアジア諸国の人でも日本の物価の安さに驚くといいます。先進国の人ならなおさらでしょう。

ダイソーが100円で商品を販売し始めたのはなんと1977年です。今から50年近く前から値段が変わっていないという異常が日本で続いているわけです。

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ビックマックも日本は安い


ビックマック指数という言葉を聞いたことがある人は多いでしょう。

マクドナルドは世界各国でビックマックを販売しているわけですが、国によってその価格は異なります。本来同じ価値を持つものが違う値段で売られているのは世界の物価水準が異なるからです。

では上位を見てみましょう。

20231205mac.jpg

日本円で1000円近い国もあるわけです。

一方、日本はどうでしょう。

20231205mac2.jpg

日本の上に、中国や韓国、タイやベトナムなどアジア諸国が並んでいます。

日本の物価はこれらの国よりも安いといえるわけです。

これがデフレのなれの果てであることはいうまでもありません。そして日本の貧困化がますます加速するというわけなのです。

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