同じように見えるロボアド投資だが、実はかなりの差があることが判明

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ロボアドなんぞは所詮AIがテキトーに運用するもので、個性もないがゆえにパフォーマンスには大した違いはないだろうとタカをくくっていたら、案外そうでもないらしい。

日経新聞にロボアドの過去5年間の運用を比較した記事が出ていました。それによれば会社によってかなりパフォーマンスに差が見られます。

テキトーに選ぶと知らぬ間に選択ミスによる損失が発生する可能性があります。

それでは過去5年に限定するとどんな結果が出ているのでしょうか。






ロボアド市場の動向


ロボアド市場は、金融市場の中でも数少ない成長分野だといえます。

取扱い各社の預かり残高は着実に成長しており、主要5社(※1)の合計残高は2023年6月現在で1兆3千億円を超えました。

中でも群を抜いているのはウェルスナビ。1社だけで約9千億円を占めており、市場シェアは7割近くとなっています。

ランチェスター戦略によれば、ある市場で41.7%のシェアを取れば、市場を席巻する圧倒的地位を保ち続けることができる強者となります。

その意味で、ウェルスナビはロボアド市場では他の追随を許さない、圧倒的な地位を確保しつつあるといえるのではないでしょうか。

なぜ過去形にならないのか。

それは、この市場はまだまだ伸びる余地があると考えるからです。ロボアド市場はまだ黎明期であり、市場が拡大していく中で大逆転が起きる可能性は十分にあると思われます。

(※1)ウェルスナビ、お金のデザイン、楽天証券、マネックス・アセットマネジメント、FOLIO


リスクに対する考え方の違い


記事を見て驚いたのは、各社のパフォーマンスの違いもさることながら、リスク許容度の考え方がまるで違うのではないかと思う点です。

だいたいリスク許容度は、年齢や資産の状況、リスク選好度に応じて5段階程度に区分されるのが通常ですが、会社によってリスク許容度の考え方の差が激しいようです。

例えばウェルスナビとマネックスの低リスクを比べると、ウェルスナビのリスク(年率標準偏差)は7.3%なのに対し、マネックスは3.1%に過ぎません。

そして、5年間のリターンを比較するとウェルスナビは45.7%なのに対し、マネックスは0.6%となっています。

この差は大きい。

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各社のパフォーマンス比較


では、5年間における運用成績を高リスクで比較してみた結果はどうなったか。なお、FOLIOは運用開始後5年が経過していないため除外となっています。

わかりやすく投資信託のようにシャープレシオ(※2)で比較してみます。

以下がランキングの結果となりました。

No.1 ウェルスナビ  0.968
No.2 マネックス   0.844
No.3 お金のデザイン 0.655
No.4 楽天証券    0.625

なお、楽天証券が提供する楽ラップは、海外資産に対して部分的に為替ヘッジをしているため、円安が進んだ環境下では運用成績が伸び悩んだという要因があるようです。

(※2)シャープレシオ=(ファンドのリターン-安全資産のリターン)/リスク(標準偏差)。数値が大きいほど、リスクの割にリターンが大きく、、効率よくリターンを上げているといえる。今回は便宜的に安全資産のリターンは0とした。


NISAの対応も各社バラバラ


NISAへの対応も会社によって違います。

ウェルスナビ → 対応
お金のデザイン → 非対応
楽天証券 → 非対応
マネックス → 非対応(2024年春に対応予定らしい)
FOLIO → 非対応

これを見てもウェルスナビの先行性と本気度が他社を上回っているようです。

ロボアド市場の合従連衡


同じように見えるロボアドも結果的にはかなりの差があることがわかりました。

市場シェアのみならず、運用成績でもウェルスナビが断然優位に立っているようです。運用成績が良いから市場シェアが高いのかもしれません。

しかし、ウェルスナビも安穏とはしていられません。それはFOLIOの存在です。

FOLIOは、2023年4月に金融庁が公表したロボアドバイザーのコース別パフォーマンス において、過去3年の累積リターンで1位となり、同期間のシャープレシオでも最高値を獲得しました。

また、FOLIOは2021年にSBIグループに入っており、今後、急成長する可能性が高いと思われます。

SBIは2022年までウェルスナビと提携関係にありましたが、すでに提携を解消し、FOLIOでのロボアドに注力しています。

そして、今度はウェルスナビと楽天証券が提携するなど、ロボアド市場も今後の成長に向けて目まぐるしい動きが加速しています。

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