新NISAの開始がJリートの売りを誘う。需給悪化の波

ビル

Jリートの値動きがさっぱりだ・・・。

2023年9月から下降トレンドに入り、12月になって、下落の勢いが加速しているのです。

オフィスの空室率は底打ちするなど、Jリートを取り巻く環境は、必ずしも最悪とはいえないにもかかわらずです。

いったい昨今のJリートの不振は何が原因なのでしょうか。






Jリート投資家のため息


以下は2023年6月後半からの東証リート指数の値動きです。

20231225reit.jpg

9月上旬に天井を付けてから右肩下がりのトレンド入り・・・。そして、12月に入って、下げが加速しています。

11月以降、海外の投資家、投資信託、個人、銀行など主要な投資家は軒並みJリートを売り越しており、買い手不在の状態です。

この1年でリターンはマイナスとなっており、国内外の株式や債券などと比較すると最も悪い結果となっています。

いったいどうしたのでしょうか。

日銀のチャレンジでJリート下落


理由は2つ考えられます。

まずは植田日銀総裁の12月7日の発言です。年末から来年にかけて一段とチャレンジングになると思っているという発言は明らかに金融政策の変更≒金利上昇を意味していると思われます。

金利が上昇すれば、債券など他の金融商品の魅力が相対的に上昇しますし、物件の取得資金の多くを借入金で賄っているJリートにとっては、金利負担が増すためマイナス要因です。

そのため、投資家からは見切り売りが出ているものと考えられます。

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新NISAのテクニカル要因による売り


2つめの要因として挙げられるのは新NISAの開始です。

利回りが高かったJリートで運用する投資信託の多くは毎月分配型でした。

しかし、新NISAでは、毎月分配型の投資信託は買うことができません。そのため、毎月分配型のJリートのファンドを売却して、他の投資信託に乗り換えようという動きが出ているものと思われます。

この2つの要因により、Jリートの需給は極端に悪化している状態です。

しかしながら、この悪い流れも来年(2024年)のどこかで反転するものと予想しますので、今はJリートの仕込み場であろうと思うのです。

人の行く裏に道あり花の山。

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