バフェット指標は明確な基準がなくて当てにならない

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3年半ぶりに東証の時価総額が中国の上海証券取引所を上回ったのだといいます。

東証の時価総額(プライム、スタンダード、グロース市場の合計)は917兆円でドル換算では6.32兆ドルです。

一方、上海証券取引所の時価総額は6.27兆ドルです。

逆転の要因は主に2つ。

1つは日本企業の業務改革に海外の投資家を中心として期待が高まっていること。2つめは中国経済の不透明感が深まっていることです。

ところで、日本と中国の株式時価総額とGDPの関係を見るにつけ、バフェット指標がいかに当てにならないかを感じるところなのです。






GDPと株式時価総額


中国株の時価総額が初めて日本株の時価総額を上回ったのは、2007年のことでした。

2010年には中国の名目GDPが日本を上回り、株価はそれを先取りしていたと考えることができます。

成長著しい中国の株が買われる一方で、売られたのは日本株という構図でした。

以下は日中の名目GDPの推移を比較したものです。

20230114GDP.png
(出所:世界経済のネタ帳)

日中の経済規模と株式時価総額


今や中国経済の規模は日本の3倍以上であり、少々停滞したからといって日本に逆転されることはありません。

ところが株式の時価総額は逆転したのです。

中国の最近の株価は確かに低迷しています。

20240114shanhai.jpg

ところで、バフェット指標という言葉を聞いたことがある方も多いでしょう。

その国の株式時価総額とGDPを比較し、株式時価総額がGDPを上回っていれば割高、逆であれば割安などと判断することです。

バフェット指標に基づけば、中国経済が低調となっても、GDPの規模は日本の3倍以上であるからして、株式の時価総額が逆転するというのはいかにも行き過ぎだといえます。

しかし、実際にそれが起きているのです。

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バフェット指標は基準のない指標


バフェット指標は、ある一国の株式時価総額を短いスパンで見た場合に、割高か割安かを判断する際の参考にはなるでしょう。

しかしながら、国同士を比較したり、長いスパンで比較したりすることには意味がないと言えるのではないかと思います。

なぜなら、株式市場に上場する企業の数も変わっていくだろうからです。

虚しく思える疑似バフェット指標


そう考えると当サイトで長らくはじき出してきた、疑似バフェット指標の意義も見失いつつあります。

てなわけで、意味無さそうなのでボチボチやめようかと考えている今日この頃なのです。

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