売れる投信、売れない投信

トルコ通貨急落、米中貿易摩擦を受け、投資信託市場が萎縮しております。
特に、新興国に投資するファンドの売れ行きが鈍っています。当然といえば当然ですね。私も今はあまり新興国には投資したくありません。
いくら高金利とはいえ、それを上回る通貨安で損失が発生してはどうしようもないですし恐くて手が出せない状況です。
また、リートで運用する投資信託も不調が続いています。海外リート、Jリートともに低調です。
しかし、値動き自体は堅調であることから、投資信託を介さず、生でリートを買っている投資家が増えているものと思います。
そのほうが保有コストが低くなりますし、高利回り銘柄への選別投資も可能となりますから。信託報酬の二重取りをされないほうが良いに決まっています。
投資信託の世界にも中抜きが広がってきたのだと思います。業者にとっては厳しいですが、消費者にとっては良い環境になりつつあると思います。
好調な投資信託は引き続き、さまざまな資産に投資するバランス型です。価格変動が比較的小さくて安全な投資信託は積立投資に最適であり、値動きの大きい投資信託が見送られる中、相対的に好調さが目立つといったところです。
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