アルゴリズム取引の市場への影響(市場変動)

ある一定のアルゴリズムを使用して作成されたプログラムに基づき、コンピュータが大量かつ高速に取引所に注文を発注すれば市場に何かしら大きなインパクトや影響を与えるであろうことは素人でも想像がつきます。
とりわけ相場の急変時には、相場の急変をさらに、必要以上に加速させるのではないかという心配があります。
この辺については賛否両論があるようです。
・相場を安定化させるという考え方
市場に一方的な注文が出されているときこそアルゴリズムによる高速取引により大量の注文を発注し、約定させるのだから市場急変時にアルゴリズム取引は市場のボラティリティを下げる方向に働くという見方があります。
・相場の動きを加速させるという考え方
市場の急変にアルゴリズムが過剰に反応し、注文が一方に傾くなどボラティリティを大きくさせるリスクがある。また、取引の高速化、大量化がそれを助長するという見方があります。
アルゴリズム取引はまだまだ緒についたばかりということもあり、どちらが正しいかははっきりとしていません。もっとも、どちらかが100%正しいなどということはないと思います。
【関連記事】
・増加の一途をたどる高速取引のシェア
・アルゴリズム取引について今さらながらまとめ
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