日本株市場のニセコ化が進む。そして日本人不在の日本市場へ

スキー

日経平均バブル超えまであと少し・・・。

ここまで来ると、行くとこまで行くっていうのが株式市場ってもんでしょう。

したがって、2024年中のバブル超えは「あり」と見ます。

それにしてもこんなにも早く、バブル超えの声が聞けるとは夢にも思っていなかったのでありんす。

いったいどうしてこんなことが起きているのででしょうか。






加速する株主資本主義


日本株がここまで高値まで買われている原因は大きく2つだと考えます。

まずは、日本企業における株主資本主義が、欧米企業の2周遅れくらいで追いつきつつあることです。

株主資本主義を具体的に推し進める策が証券取引所主導で行われています。

いわゆる「PBR改革」です。

加速する株主資本主義によって、日本企業も資本効率の向上を意識せざるを得なくなりました。
そして、自社株買いの増加や増配などの施策により株価が上昇しているものと考えられます。

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株式市場にもニセコ化が


また、日本株の「ニセコ化」が起きているようです。

ご存じのとおり、北海道のニセコのスキーリゾートは外国人に大人気であり、ニセコの物価は国際標準となっています。

日本人は物価安に慣れ過ぎており、国際価格との乖離が生じています。

ニセコではラーメン一杯が3000円というのですから、日本人の庶民感覚ではついていけません。しかし、世界の富裕層ではそれが当たり前なのです。

日本株も外国人投資家がほぼ価格を決めています。それは国際標準価格であり、バブル崩壊で株安に慣れ切った日本人にはなかなか理解することができません。

疑似バフェット指標(2024年1月末)


1月末の日経平均の居所を見ておきます。

名目GDPの伸びはそれほどでもありませんが、なにしろ株主資本主義で上場企業の業績は好調です。

したがって、GDPの伸びに比べて株価の伸びが大きくなっているようです。

過去数十年の感覚ですと、3万円以上は割高のように感じますが、PERでは15倍程度であり、説明がつかないほどの割高感はありません。しかし、割安ではないことは確かです。

(疑似バフェット指標についてはこちらをご覧ください。)

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株価上昇の陰で犠牲になっているのは・・・


ここまでGDPと株価が乖離しているということは、大企業と中小企業の社員で給与格差が広がっているのでしょうか?

予想に反し、大きな変化はないようです。むしろ2000年頃に比べたら小さくなっているように見えます。

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(出所:経済産業省)

しかし、考えてみるとこれこそが日本株上昇の原動力だと思うのです。

人件費を抑えて、ひたすら利益率向上を図る。そして自己資本利益率をアップさせて株価の上昇を図る。

これがついに身を結びつつあるといったところでしょうか。

最後に


ラーメン一杯3000円では日本人は手が出ない。

しかし、富裕層外国人には苦にもならない値段なのでしょう。

株価にも同じことが起きています。多くの日本人は、日経平均3万7千円は高いと感じてしまいますが、外国人投資家はそんなことを感じないというわけです。

そして、ニセコ同様、市場を牛耳るのは外国人投資家になりそうなのです。

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