歪な日経平均上昇の構図と新NISAに見える証券会社の勢力図

囲碁

日経平均が爆上げしています。

バブル時の高値更新まで1000円を切りました。あと一歩で歴史が変わる。

約35年ぶりの高値奪回まであと少し・・・。それにしても長かった。今後どうなるかはわかりませんが、象徴的な出来事としてバブルの高値は抜いてもらいたいもんです。

さて、新NISAが株価の上昇に直接影響しているとは思えませんが、今後の株式市場に好需給をもたらすことは確かです。これもまたプラス材料です。

そして、新NISAをめぐる金融機関の動向を見ると勝ち組と負け組が鮮明に分かれているようなのです。






ハイテク株主導の日経平均暴騰


日経平均が高い。

35年ぶりの高値はもうそこまで迫っています。ここまでの上昇を予測した人はほとんどいないのではないでしょうか。

しかし、2年近く前に、元ドイツ証券のストラテジストの武者陵司さんが日経平均4万円を予想していたことは実に見事としかいいようがありません。

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(出所:社会実情データ図録)

2024年2月13日、日経平均は1066円もの上昇を記録したわけですが、中身を見るとかなり歪な感じとなっています。

半導体関連株が異常に上昇し、東京エレクトロンだけで日経平均を396円上昇させています。

その他にもアドバンテストが47円、ソニーGが16円、TDKが16円、信越化学が14円、京セラが13円といった具合で日経平均を上昇させており、ハイテク株の好調が目立っています。

これら6銘柄だけで日経平均を500円以上押し上げている計算です。

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巨大なるアメリカ市場


これは、アメリカ市場で半導体大手のエヌビディアの株価が好調であることの影響であろうと推測します。

エヌビディアの時価総額はアマゾンを抜いて4位に浮上しました。

ちなみに時価総額は約270兆円!となっています。

日本の時価総額ランキングはトップがトヨタで約56兆円。その後はソニーGが約18兆円と続くわけですが、アメリカ市場との規模の違いに驚かされるばかりです。

アメリカの株式時価総額は世界の約半分を占めており、ダントツです。

日本はここ最近の上げで健闘しておりますが、そのシェアは約6%程度に過ぎません。株式時価総額だけを見れば、アメリカのほかはその他大勢というのが実態です。

ネット証券が圧倒的市民権を得る


ところで、世界的な投資ブームの中、日本では新NISAがスタートして人気を博しています。

主要証券19社のNISA口座数は、2024年1月だけで約64万口座増えています。

しかし、その中身を見ると偏りがすごくて驚かされます。

なんと64万の増加数のうちネット証券5社(楽天、SBI、マネックス、auカブコム、松井)で約60万となっており9割強以上を占めているのです。

大手証券5社(野村、SMBC日興、大和、みずほ、三菱UFJモルガン・スタンレー)は約3万4000、その他の準大手・中堅9社は合計でも約7000にしかすぎません。

グラフにしたほうがビジュアル的にわかると思います。

20240213NISA.jpg

もはや勝負にならないといった感じです。

ネット証券でも優勝劣敗が鮮明に


ネット証券の中でも勝ち組と負け組が鮮明となっています。

2024年1月末時点のNISA口座数全体のうち、ネット5社だけで1100万口座と全体の7割強を占めています。

その中でも楽天証券が540万口座、SBI証券が400万口座強となっており、2社で圧倒的なシェアを占めています。

今後の証券業界はSBI証券と楽天証券を中心に動いていくものと思われます。

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