中国の成長率を日本が上回る。中国のデフレ化、急速に進む

アウトバーン

2023年、ついに日本はGDPで世界4位に転落。

抜かれたのはインドではなくドイツというのはちょっと意外な感がありました。

4位転落の原因は主に円安でしょう。

しかしながら日本も30年にわたる長い停滞、低迷から徐々に脱しつつあるように見える。

そして、近年ではありえなかったような事態も起きています。






ドイツに抜かれたのは円安のせい


円安は対ドルだけでなく、対ユーロでも進んでいます。

●円ユーロ
20240220eur.jpg

●円ドル
20240220USD.jpg

異なる国のGDPを比べるには、同じ通貨に引き直すしかありません。

円安局面では外貨ベースでのGDPが少なくなるため、ドイツに抜かれたということになるのでしょう。

長期的には円安のせいではない


ただ、日本は円建て、ドル建てにかかわらず、1990年代以降の低迷は目に余るばかりです。

●円建て名目GDP
20240220GDPyen.png

●ドル建て名目GDP
20240220GDPUSD.png

これに対し、ドイツはユーロ建てでもドル建てでも右肩上がりで成長していることがわかります。

●ユーロ建て名目GDP
20240220GDPeurG.png

●ドル建て名目GDP
20240220GDPUSDG.png

30年間、日本は時間を浪費したといってもよいのではないか。その間、いったいどれほどの人が自殺に追い込まれたのか・・・。

この30年間で70万人から80万人の人が自殺しているはずです。すべてが経済的な理由ではないにせよ。

この責任の多くは、政治家、財務省、大手マスコミ、黒田総裁よりも前の日銀にあります。

「日経平均10万円」時代が来る! [ 藤野英人 ]

価格:1650円
(2024/2/20 23:11時点)



GDP600兆円の世界へ


2015年、安倍首相(当時)は、名目GDP600兆円の達成を口にしたのでした。

当時のGDPは500兆円程度であり、それは遠い目標に思えたものです。しかし、ついに2024年、その目標が達成されそうなのです。

内閣府の予測では2024年の名目GDPは615兆円とされているのです。

無論、この伸びの要因の多くは、単に物価上昇によるものであり、日本人が真に豊かになっているとはいえません。

その証拠は、減り続ける実質賃金です。

とはいえ、名目GDPが伸びないよりも伸びたほうが良いに決まっているのであり、これを起爆剤にして、真にデフレ脱却を果たしてもらいたい。岸田由紀夫いや文雄氏には、せめて足を引っ張るなと言いたいところです。

中国の日本化が進む


また、近年では考えられなかったようなことが起きました。

2023年、名目経済成長率で日本が中国を上回ったのです。実に46年ぶりの出来事なのです。

日本が5.7%成長なのに対し、中国は4.6%です。

中国は過去の過剰投資から供給能力が過剰となっており、デフレ圧力が強くなっています。まるで30年前の日本なのです。

日本が世界経済のNo.2から一転転げ落ちたように、中国もまた沈みつつあるようなのです。

ハードランディングははあまりに危険なので、ソフトランディングでお願いしたいところです。

↓↓応援クリックお願いします↓↓

にほんブログ村



経済原理を無視する中国の大誤算 国家破綻と台湾侵攻のどちらが先か [ 高橋洋一 ]

価格:1540円
(2024/2/20 23:09時点)


関連記事

コメント

非公開コメント