不断の改革を重ねるイギリスISA。NISAの改善も終わりはなし

イギリス

NISAは、もともとイギリスで導入されていたISAを真似して導入されたことをご存じのかたも多いでしょう。

そのため、当初は日本版ISAなどと呼ばれていたわけですが、その後、愛称であるNISAの名称が根付いて現在に至っているといったところです。

ところで、日本の新NISAに触発されたわけではないと思いますが、本家イギリスのISAに改革案が浮上しているといいます。

いったいどんな改革をしようというのでしょうか。






イギリスのISA


ISAとは、Individual Saving Accountの略。

イギリスで1999年に導入されました。

制度改革を重ね、現在の制度では、株式や投資信託、債券の分配金や譲渡益などが非課税となります。現状の仕組みは概ね以下のとおりです。

・年間投資枠 2万ポンド(日本円で約380万円)

・非課税保有期間 無期限

・非課税保有限度額 無制限


NISAと大きく違うのは、非課税保有限度額が無制限という点です(太っ腹!)。

ISAの利用者は2021年現在で、18歳以上のイギリス国民の実に42%にまで上っています。

イギリス人のイギリスパッシング


しかし、痛しかゆし。

イギリス国民はISAを使って自国に投資していないのが実態です。

株式型ISAの2022年4月時点の残高は4564億ポンド(約86兆円)となっていますが、その中でイギリスの株式に投資されているのはわずか1割しかありません。

無理もない。

世界の株式時価総額に占めるイギリスの割合は3%にも満たないのですから。

日本はイギリスの2倍程度となっており、世界市場の約半分はアメリカが占めており、その地位は圧倒的です。

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イギリス投資枠?の登場


なんとかイギリス国内株式に投資をしてもらいたいイギリス政府は、年間投資枠をさらに5千ポンド増やすという案を打ち出しました。

そして増加分の5千ポンドはイギリス企業の株式に限って投資できるという案です。

この案が実現するのかは現状定かではありませんが、不断の改善の図るイギリス金融界の姿勢は評価できるのではないでしょうか。

新NISAで日本版ISAも大きく改善されましたが、これで改善は終わりとなれば再び世界から取り残されていくことになるはずです。

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コメント

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この様な書き込み大変失礼致します

日本も当事国となる台湾有事を前に 日本の国防を妨げる国内の反日の危険性が共有される事を願い書込ませて頂きます。

今や報道は無法国の代弁者となり、日本の国益は悪に印象操作、反日帰化の多い野党や中韓の悪事は報じない自由で日本人の知る権利を阻む異常な状態です。

世論誘導が生んだ民主党政権、中韓を利す為の超円高誘導で日本企業や経済は衰退する中、技術を韓国に渡さぬJAXAを恫喝し予算削減、3万もの機密漏洩など数知れぬ韓国への利益誘導の為に働きました。

メディアに踊らされあの反日政権を生み、当時の売国法や“身を切る改革”に未だ後遺症を残している事、今も隣国上げや文化破壊等、

日本弱体と利益誘導に励む勢力に二度と国を売らぬ様、各党の方向性を見極め、改憲始め国の強化と成長が重要な事、
ですが必要なのは、日本人として誇りを取り戻し、世界一長く続く自国を守る意識だと多くの方に伝わる事を願います。