2030年に日経平均10万円は可能なのか?

チャート

相場格言に「当たり屋につけ」という言葉があります。儲かっている人のやり方を真似ればいいといった意味です。

ところで、日経平均がバブル時の高値を更新したわけですが、これを予知していた人の一人がストラテジストの武者陵司氏です。武者氏は、2022年の春に「日経平均は4万円になる!」という本を刊行しています。

当時、日経平均は27000円当たりをウロウロしていたのであり、とても現実味がある話とは思えなかったものです。

しかし、その後は予想どおりの展開で、日経平均4万円はあと一歩というところまできました。そして、この後どうなるのか。武者氏の考え方を紹介するとともに、その現実性について考えてみました。






日経平均6桁の世界!?


武者氏は2023年秋に上梓された「日本株はどこまで上がるか」(共著)の中で、2030年に日経平均が10万円になると予想しています。

ざっくりとらえれば、あと6年で株価が2.5倍になるというわけです。

バブルであればそれも可能でしょうが、バブル崩壊はもうこりごり・・・。

順調な経済の成長と企業業績の伸長によって、株価が上がることを期待しますが、現実問題として6年で2.5倍は現実的なのでしょうか。

上昇を続ける米国株式市場を先例に考えてみます。

アメリカの例を見れば可能だが


ここ数十年において、米国株がもっとも上昇したのは、1990年代半ばから2000年にかけてだと思われます。

1994年には3700ドルほどだっとNYダウが、2000年には11000ドルほどまで上昇しています。

20240224_NY.jpg

率にして約3倍!

そう考えれば、日経平均が2030年に10万円になるというのも、あながち不可能とはいえないようです。

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日本株復活のテーマはあるか


ただ、1990年代後半から2000年にかけての時期は、いわゆるIT革命の勃興期であり、その後、ITバブルが崩壊したことを考えれば、いささか無謀な予想といえなくもありません。

今後の数年で日本株が、IT革命時と同等の上昇を遂げるような革命的なストーリーは残念ながら見当たりません。

しいて言えば生成AIそして半導体産業の復活といったところでしょうか。

それを予兆するかのように、最近1年間で東京エレクトロンの株価は2倍以上高くなりました。

●東京エレクトロン(8035)
20240224_8035.jpg

日経平均は値がさ株の動きに大きく左右され、東京エレクトロンとファーストリテイリングの2銘柄だけで、この1年間の日経平均の上昇のうち、1200円程度を占めていると思われます。

●ファーストリテイリング(9983)
20240224_9983.jpg

結論


私見ですが、さすがに2030年に日経平均10万円は強気に過ぎると思います。

しかし、当たり屋につけを信じるならば、日経平均4万円が単なる通過点になる可能性は高いとみます。

日本株に対して、過度な警戒をしていると押し目待ちに押し目なしという展開になりかねない。

慎重かつ大胆な投資が求められる相場展開だといえます。

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