デフレ脱却?早とちりするなというノーベル経済学者からの警告

道

株式市場に楽観的な見方が漂っています。

しかし、こんな言葉もある。

「強気相場は、悲観の中に生まれ、懐疑の中に育ち、楽観の中で成熟し、幸福感の中で消えていく」

今はどの段階なのだろうか?

悲観を1段階、懐疑を2段階、楽観を3段階、幸福感を4段階とすれば、3.2段階くらいにまで来ているというのが個人的な感想です。

それほど今の株式市場には楽観ムードが漂っているように見えます。






株価楽観の根拠


楽観の根拠となっているのは、アメリカ経済が景気後退することなく底堅さを維持し、日本企業の業績が上向くとの見方が広がっているからです。

インフレの高止まりは、FRBの利下げがさらに遠のくわけで、一見悪材料に見えますが、ディマンドプル型のインフレは株価にもプラスに働くという見方が広がっています。

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(出所:世界経済のネタ帳)

証券会社も次々強気に


みずほ証券は2024年2月22日、2024年末の日経平均の株価予想を4000円引き上げ4万円としました。

そのほかにも野村証券やJPモルガン証券なども日本株の2024年末予想値を引き上げました。

野村証券などは日経平均を4万円を単なる通過点と見ているような感じです。

このような株価高騰、物価上昇を見て、すでに日本はデフレから脱却したという見方もあります。

しかし、ノーベル経済学賞もとっている経済学者、ポール・クルーグマン氏はそんな見方に懐疑的です。


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クルーグマン氏の考え


2023年初秋に発刊された本の中でクルーグマン氏は以下のような見方を示しています。

ポイントだけ示しておきましょう。

・日本の物価上昇は内需が拡大して上昇したものではなく、円安という外的な要素で上昇したもので、持続できるかどうかは疑わしい。
・よって、デフレが終焉したと宣言するには早すぎる。
・円安になれば輸入物価が下がるので、物価上昇率も下がる。
・FRBが金利を下げれば円安も終わる。
・このような状態で必要なのは財政政策である。


最後に


さすがノーベル経済学賞をとった経済学者であり、実に的を射た指摘ではないでしょうか。

ザイム真理教の総本山である財務省は、早くデフレ終結を宣言したいに違いない。そうすれば、緊縮財政を御旗の錦とすることができるからです。

ザイム省のプロバガンダに騙されてはならないと思うのです。

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