高株価を正当化させるもの。それが登場したときが天井に違いない

電卓

株の世界にも、人間の心理は如実に現れます。

それは、人は不確実性を嫌うということ。

日銀は、このたび金融政策決定会合でマイナス金利の解除を決定したわけですが、金利上昇を嫌うはずのJリートは大幅に上昇しました。

噂で買ってニュースで売る、などという言葉を逆さにすれば、噂で売ってニュースで買う、となるわけですが、まさにこれが起きたわけです。また、材料出尽くしなどとも言われます。

日経平均4万円乗せで、株式市場の今後の見方は混沌としています。個人投資家はいったい何を拠り所とすれば良いのでしょうか・・・。






さらなる強気


さわかみ投信の澤上龍社長へのインタビュー記事によれば、さわかみ投信は今後の日経平均株価にまだまだ強気のようです。

日経平均株価は2024年末に4万5000円まで上昇すると見ているのです。

上昇の原動力は東京証券取引所によるPBR改革と中国からのマネーシフト。

日本株は世界的にはまだまだ割安と考えられていることから、海外投資家の資金が日本市場に流れ込む構図は当面変わらないと見ているようです。

長期的な戦略なし


しかし、これはあくまでも短期的な話。

長期的な視点で見ると5年後には日経平均が3万円を割る可能性もあると断じています。

その心を端的に言ってしまえば、企業は自社株買いや増配などの株主還元策を実施しているが、将来の成長に向けた投資をしている企業は多くないというものです。

とはいえ、そんなことを言ってしまえば、アメリカの長期的な株価上昇はどう説明するのか?という矛盾に疑問を駆られるのは私めだけではないでしょう。

黄金の掟 破産回避術 (PanRolling library) [ ジョン・ボイク ]

価格:770円
(2024/3/20 14:41時点)



株価を決める3要素


澤上氏は、今の株高はバブルではないものの実力相応でもないと曖昧なことを言っており、いずれメッキが剥がれるというのがその主張の骨子です。

ところで、元ドイツ証券のストラテジスト、武者陵司氏が株価に対して実に奥深い話をされておりました。

株価を決める要素はたった3つ。「金利」「利益」そして「人気」です。

そして、もっとも大きな要素が「人気」であることは疑いようがありません。この人気は、人間の心理的要素によって決まるものであり、容易に推測することができず、また移ろいやすいものです。

武者氏は2030年に日経平均10万円を予想しているわけですが、その予想の根拠は、株価が10万円になっても説明がつくということであり、必ずしも10万円になると言っているわけではないことに注意が必要でしょう。

株価ピークのサイン


小生は、株価4万円はいさかさ割高であろうと考えるわけですが、従来の株価指標で説明がつかないレベルでもないと思います(これまた曖昧・・・)。

(参考)疑似バフェット指標(2024年2月末)
20240320gijibafe.jpg

(疑似バフェット指標についてはこちらをご覧ください。)

私が株価水準が危険レベルに達したと考えるポイントとしては、従来の株価指標で説明がつかないレベルにまで株価が上昇し、高い株価を正当化する新しい指標が誕生した時だと思います。

バブル時代、PERなどでは説明できなくなった高株価を正当化するために使われた指標が「Qレシオ」。

PBRと似た概念ですが、PBRは簿価ベースの純資産をベースに計算されるのに対し、Qレシオでは時価ベースの純資産をもとに計算されます。

バブル期には不動産などが異様に値上がりしたため、時価ベースの純資産を用いることで、高い株価の正当化を図ろうとしたわけですが、その後の失敗は言うまでもないでしょう。

↓↓応援クリックお願いします↓↓

にほんブログ村

「日経平均10万円」時代が来る! [ 藤野英人 ]

価格:1650円
(2024/3/20 14:39時点)






関連記事

コメント

非公開コメント