日本人が豊かにならないのに株価だけが上昇するのはなぁぜなぁぜ?

はてな

日経平均がバブル超えを果たし、賃上げのニュースも相次ぐ中でも生活が楽にならないと感じる人が多いのではないでしょうか。

それもそのはず、株高の中にあっても実質賃金は2024年1月まで22か月連続でマイナス・・・。

給与で買うことのできるモノやサービスは2年近くも減り続けており、実質的には貧困が進んでいるわけです。

なのに株は上がる・・・。この乖離はいったいどうして生まれているのでしょうか?






賃金と株価の乖離


実質賃金の下落は今に始まったことではありません。

実に30年以上にわたり、日本は実質はおろか名目でも賃金が上がっておらず、世界各国から見て異常な状態にあるといえます。

20240323tingin.jpg
(出所:内閣府)

にもかかわらず、日経平均株価がバブル時の高値を35年ぶりに更新。このような実態乖離はなぜ起きてしまうのでしょうか。

今の株価に違和感を感じる理由


暮らしは楽になっていないのに、株価はスルスルと上昇する。こんな事態に違和感を覚える人も多いのではないでしょうか。

今の株価は”バブル再び”なのでしょうか。

しかし、1980年代のバブルではPERが50倍以上に達して、成長が続かなければ説明がつかないレベルにまで株価が上昇していたのに対し、今は15倍程度とそれほど過熱感は見られません。

日本企業の収益は好調なのです。なのに日本人は豊かになっていない。この現象こそが日本人にある種の違和感をもたらしていると考えられます。

円高で貧しくなった日本人


この問題は、日本のGDPが伸びないのに株価がなぜ上がるのか?という形に置き換えることができるでしょう。

そしてこの問題は過去の”円高”と密接に結びついています。日本円は1990年代半ば、そして2009年から2012年あたりの2度にかけ、1ドル100円を上回る円高に見舞われました。

20240323kawase.jpg
(出所:社会実情データ図録)

製造業は国内では成り立たなくなり、多くの企業が海外へ工場を移転したわけです。とりわけ大企業においてこの傾向は顕著であり、海外の子会社が稼いだ利益が本体の決算に反映されます。

しかし、GDPはあくまでも国内の換算であり、海外企業が稼ぎ出しだ付加価値は計上されません。しかし株価には反映される。

というわけで、国内の情勢とは関係なく、上場企業の収益は向上し、株価も上がっていると考えられます。

行動経済学が最強の学問である [ 相良 奈美香 ]

価格:1870円
(2024/3/23 21:41時点)



誰が稼いでいるのか?


それを裏付けるデータもあります。

日本はかつて貿易立国などと呼ばれ、大きな貿易黒字を出していたわけですが、いまや貿易赤字国へと転換しています。

20240323boueki.png
(出所:世界経済のネタ帳)

しかし、経常収支では今なお大幅な黒字を維持しています。

20240323keijou.png
(出所:世界経済のネタ帳)

とりわけ、2010年代前半からの直接投資の黒字の伸びが著しい。これは日本企業の海外子会社が稼ぎ出しているわけです。そして、これが株価に好影響を与えていると考えることができるでしょう。

20240323tousi.jpg
(出所:内閣府)

最後に


つまるところ、株価が上がって恩恵を受けているのは、大資本のメーカー、海外の従業員、株主ということになります。

普通の庶民は、株主の立場でしか恩恵を被ることができません。

給料が思うように伸びなくて、インフレ負けをしていると思うならば、海外で大きな利益を稼いでいる会社に投資すれば活路を見いだせるかもしれません。

↓↓応援クリックお願いします↓↓

にほんブログ村



1億円の貯め方 貯金0円から億り人になった「超」節約生活 [ 絶対仕事辞めるマン ]

価格:1650円
(2024/3/23 21:42時点)


関連記事

コメント

非公開コメント