健全化が進む日本の財政。それなのに真逆の説を唱える財務省

本

財務省は、バブル崩壊後に税収が減る一方で、歳出は増え続けてワニの口が広がっていると説きます。

また、その穴埋めに国債が発行されて政府債務が増え続けているといいます。

なお、国債は政府の負債であり、国民にとっては資産である点には注意が必要でしょう。

なぜなら、マスメディアを通じて財務省は、国債がいかにも国民が返すべき負担であるかのごとく誤解させて恐怖を煽るからです。

嘘八百なのです。

そして、政府債務が増え続けているというのもこれまた嘘であり、嘘と詭弁があたかも本当かのように流布されているのですからどうしようもありません。






原因と結果が逆さまに


以下は財務省のプロパガンダ冊子に掲載されているグラフです。1990年あたりから税収が減り、国債で国の予算の多くが賄われていて問題だといいたいのでしょう。

20240330wani.jpg
(出所:財務省)

ところでこのグラフとそっくりな形をしたグラフがあります。

それは日本のGDPの推移です。

20240330GDP.png
(出所:世界経済のネタ帳)

これが何を意味するのか?

経済成長すれば税収は自然に増加する。この一点に尽きます。日本の問題は税収が伸びないことではなく、経済成長しないことなのです。

増え続ける債務!?


財務省は、日本の財政が悪化していると説くわけですが本当にそうなのでしょうか。

以下は1990年以降の政府債務の残高推移です。

20240330seihusaimu.jpg
(出所:日本銀行)

このグラフが右肩上がりで増え続けていることが問題だというのでしょう。

しかし、経済成長により物価が上がれば、政府債務の金額が増えるのは当たり前であり(日本はほぼ成長していないが)、なんら問題はありません。

ところで、日本銀行は政府が出資証券の過半数を持つ、いわば政府の子会社のようなものです。

この点、通常の会社と同様に連結で考えれば一体化して考えることができるわけです(統合政府)。

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財務省の嘘がグラフでわかる


上のグラフに日本銀行が保有する政府債務の残高(オレンジ線)を加えたのが以下のグラフです。

20240330seihusaimu2.jpg
(出所:日本銀行)

2013年以降に日本銀行の持ち分が急増したのは黒田バズーカによるものです。

そして、連結会社では双方の債権債務が相殺されるように、政府と日本銀行の債権債務も実質的には相殺が可能です。

そう考えると日本の政府債務が一番大きかったのは2012年あたりであることがわかるでしょう。

政府債務と日本銀行保有分を相殺した実質債務残高の推移は以下のようになります。

20240330seihusaimu3.jpg

やはり思ったとおりです。

日本では、2013年以降に財政は健全化しているといえます。

日本の財政一つとっても、財務省の言うことはまったく当てにならないことがわかるのです。

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