株価指数ばかり見ても本当の姿は見えない。森を見ているつもりでも・・・

チャート

日経平均は4万円台が当たり前という状況になっておりますが、指数ばかり見ていると本質を見誤る可能性があります。

株価指数は本来、株式市場全体という「森」を見るために考えられた仕組みだと思いますが、実際には森を見ていない可能性が高まっているのです。

いったいどういうことでしょうか。






たった4銘柄で大きく動く日経平均


ご存じのとおり、日経平均株価は全部で225銘柄で構成されているわけですが、すべての銘柄が同じ影響力を持っているわけではありません。

ちょっと古いですが、2023年の数字で見ると、日経平均の10%はファーストリテイリングの株価が占めています。

その次が東京エレクトロンで6%、以下、アドバンテストが5%、ソフトバンクグループが4%と続きます。

この上位4銘柄だけで、日経平均の25%が構成されています。銘柄数で見ればたった1.8%にしか過ぎないにもかかわらずです。

ユニクロと東京エレクトロンが日経平均を動かす


なぜこんなことになるのかといえば、ファーストリテイリングなどの株価が異様に高いからです。

時価総額で算出されるTOPIXと異なり、日経平均は株価の単純平均であるため、株価1万円の銘柄は、100円の銘柄よりも100倍の影響力を持つこととなります。

ちなみに直近2024年3月29日現在の株価は以下のとおりです。

・ファーストリテイリング(9983)47,140円
・東京エレクトロン(8035)39,570円
・アドバンテスト(6857)6,819円
・ソフトバンクグループ(9984)8,962円

もはや、ファーストリテイリングと東京エレクトロンだけで日経平均が大きく動いてしまうことがわかります。

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S&P500も同じ図式


値がさ株は、成長力があったり、業績が好調であったりするために株価が上昇を続けるケースが多く、どんどんと株価指数に占める地位を高めていきます。

そのため指数といっても、ごく少数の銘柄により動かされているというのが実態です。この現象はなにも日本だけに限ったことではありません。

例えばアメリカのS&P500。

こちらは、メタ(旧フェイスブック)、アマゾン、アップル、ネットフリックス、アルファベット(グーグル)、マイクロソフトの6銘柄だけで2割を占めています。

これら1部の銘柄の株価が絶好調であるがゆえに、全体を押し上げている構図であり株価にも二極化の波が押し寄せているものと考えられるのです。

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