伝説のストラテジスト、ピーター・タスカは日本株をどう見ているか

朝日

経験豊富な投資家であれば、ピーター・タスカ氏の名前を聞いたことがあるのではないでしょうか。

氏は1990年代、日本でもっとも人気のあるアナリスト、ストラテジストとして活躍したのでした。

その後、自身が共同設立者となって運用会社を設立し、活躍されていたようですが、メディアの一線からは姿を消し、影が薄くなっていました。

そのピーター・タスカ氏が日本経済新聞の対談記事に突如として登場したのです。氏は今、日本市場をどのように見ているのでしょうか。






伝説のストラテジスト


ピータ―・タスカ氏は1990年代にクライン・オートベンソン証券のストラテジストとして日本株に関し、熱心に情報を発信していました。

本も何冊も出版しており、『日本の時代は終わったか』『不機嫌な時代』などがその代表作であったと記憶しています。

深い洞察力で日本株そして日本経済を分析し、5年連続で人気No.1のストラテジストとして活躍していました。

2000年代に入り、すっかり影が薄くなりましたが、どうやら自身で運用会社を設立し、地道に活躍をしていらしたようです。

日本経済に対する見方


そのピーター・タスカ氏のインタビュー記事が日本経済新聞に掲載されており、なつかしく読ませていただきました。

その分析力は今も健在といったところであり、氏の日本株に対する見方をまとめておこうと思った次第なのです。

では気になった点を列挙していくことにします。

デフレからの脱却について
2024年はデフレから脱却するチャンスがあると見ているようです。インフレの波が弱くなったことで実質賃金に上昇の兆しがあり、中小企業にも賃上げが広がっているのも好材料だと述べています。

円安について
昨今の円安を神秘的だと論じています。購買力平価で測った為替レートは1ドル=95円程度で、150円台というのはとんでもない水準だと見ているようです。日本は他国よりインフレ率が低く、この点も本来なら円高要因のはずだったと語っています。

また、強烈な円安は勝ち組と負け組を生んでおり、グローバルにビジネス展開する大企業には有利だが、実質賃金のマイナスが続くなどひずみも生んできたとし、円安を手放しで礼賛しているわけではありません。

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日本株をどう見ているか


金利について
慎重な利上げはマーケットにとっても望ましいと考えているようです。現実に今回の利上げ以降、急速な円高は起きなかったとし、市場は日銀がまだ金融緩和に積極的なハト派だと見ているのだと分析しています。

日本株について
値上がりは急ピッチで、今後も同じトレンドが続くとは思わないと慎重な見方です。今の株高を支える要素の一つは日本の金融文化の変化だとし、特に株式市場を大切にするようになった点が重要だと指摘しています。要するに株主資本主義が日本でも進展していると言いたいのでしょう。

日本株の水準については、PER(株価収益率)で16倍程度の水準であり、バブルではないと冷静に分析しています。

日本企業の成長性について
日本企業はバランスシートが強固なので伸びしろが大きいと楽観的です。前向きな投資に踏み切る余地は大きく、この点でも日本は面白いと長期的には日本株の成長性に期待していることがうかがえます。

最後に


日本株のバブルのその崩壊を間近で体験した経験豊富なストラテジストの言葉だけに重みがあります。

短期的には伸び悩む局面もありそうですが、長期的には日本株は上昇が期待できるとピーター・タスカ氏は考えているものと理解しました。

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