リートで運用するのが馬鹿らしくなる米MMFの利回り高

ビル

3月に銀行がJリートを大量に売りに出し、そこを拾えば反発が期待できると読んだわけですが、それは見事に?的中したのでした。

しかし、所詮自律反発の域は出ず・・・。

その後は伸び悩んでいるわけです。リートの低迷は日本のみならず世界的な潮流です。いや世界的な潮流が日本にも波及しているといったほうが正しいのでしょう。

世界のリート市場の現状はどうなっているのでしょうか。






反発はしたものの・・・


以下は2024年に入ってからの東証リート指数の動きです。

20240402Jreit.jpg

1月下旬から3月上旬まで2か月近く下げっぱなしで、ようやく底打ちし反発したわけですが、これも力強さには欠けており、早くも息切れ状態なのです。

この間に新NISAを使ってJリートを多少仕込めたのはよかったのですが、大きな期待は持てそうもありません。

株式に対する劣後がひどい


世界的にもリート市場は冴えない展開であり、株式に比べるとそのパフォーマンスはすこぶる低調です。

世界のREITの時価総額合計は2024年3月末時点で約290兆円となっていますが、2023年末比で3.3%減少しています。

世界株式の時価総額は同期間に5.1%増加しているにもかかわらずです。

なぜ世界的にリート市場が低迷しているのでしょうか。

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逆イールドという異常な金利


低迷の要因として挙げられるのは”金利”です。

インフレ懸念がなかなか払拭されず、金利が高止まりしているために、リート市場に資金が回ってきません。

世界のリート市場の6割はアメリカが占めるわけですが、アメリカのリートの平均的な利回りは約4.4%となっています。

しかしながら、アメリカの短期金融商品であるMMF(マネー・マーケット・ファンド)の利回りは平均で5%を超えており、わざわざリスクをとってリートを買うより、安全なMMFで十分と考える人が多いのではないでしょうか。

そんなわけでMMFには900兆円近い資金が集まっており、過去最高水準の残高となっています。

通常、金利っていうのは、期間が長いほど高くなるのが普通だと思いますが、今のアメリカでは全く逆となっており、期間が長いほど低くなっています。

20240402interest.jpg

こんな状況なら、短期運用で稼いだほうが得だと考える人が増えるのも当たり前でしょう。リートはリスク分散のための代替投資の対象くらいにしか考えられていないのかもしれません。

今しばらく辛抱が必要なようです。

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