テレビはキラーコンテンツを失い、凋落が加速する見通し

テレビ

日本が世界に誇るボクシング世界チャンピオン、井上尚哉。

2024年5月6日に山中慎介を2度KOした悪童、ルイス・ネリの挑戦を受けることになっています。

世界が注目するこの試合、なんとテレビの地上波では放送されません。

前回、前々回もテレビでは中継されず、Lemino(旧dTV)でネット配信されました。そして、今回はAmazonPrimeVideoで独占配信されます。

一昔前であれば、ボクシングの世界戦は地上波で中継されるのが当たり前であり、隔世の感があります。

スポーツの生中継は地上波に残されたキラーコンテンツだと思っていましたが、その牙城も崩されつつあります。

地上波テレビはいよいよその存在意義を失いつつあるようです。






動画配信がスポーツに活路を見出す


ネットフリックスなどの動画配信会社はドラマや映画で視聴者を獲得し、果ては巨額の製作費をかけた自前の独自コンテンツなどを投入し、加入者を増やしてきました。

しかしながら配信各社の会員獲得競争は激化し、昨今の会員数の伸びは頭打ちになってきています。

そこで目を付けたのがスポーツの配信です。スポーツの視聴者層は、ドラマや映画とは重ならないケースが多く、新たな顧客層に食い込むことができるからです。

これは日本でも同じこと。例えば、2022年のサッカーワールドカップはサイバーエージェントが運営するABEMAで無料で配信されました。

そして、5月には井上尚哉の世界タイトルマッチというわけです。

日本における動画配信シェア


ちなみに日本における動画配信サービスのシェアはジェムパートナーズ社の調査によれば以下のようになっています(2023年)。

1位 Netflix 21.7%
2位 U‐NEXT 15.0%
3位 Amazonプライム・ビデオ 12.9%
4位 DAZN 9.7%
5位 ディズニープラス 8.9%
6位 Hulu 6.3%
7位 dアニメストア 4.7%
8位 Lemino 4.0%

国内勢ではU‐NEXTの好調さが目立っています。

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テレビにキラーコンテンツなし


ところで、地上波テレビの最期の砦と考えていたのは、リアルタイムのニュース報道とスポーツの生中継です。

しかし、この2つとももはや、ネットで配信することが可能となりました。

となるともはやテレビにはキラーコンテンツはなく、単にお茶の間で、誰が見るでもなくただ寂しさを紛らすためのバック映像としての価値しかありません。

テレビは老人向けのメディアに


事実、テレビの凋落は著しい。

テレビの視聴時間は、年々減り続けており、その傾向はとりわけ若い世代で顕著です。

20240408_TV.jpg
(出所:社会実情データ図録)

注目度の高いスポーツがネットで独占配信されることで、テレビはますます存在感が無くなることは間違いありません。

テレビは間もなく老人のための時代遅れのメディアということになりそうです。

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