米投資家、強気に傾く。強気になれば株価は天井を打つという皮肉

取引所

アメリカの機関投資家が強気になっています。

2024年4月16日に、バンク・オブ・アメリカが発表したデータによれば、投資家心理は2022年1月で最も強気水準に傾いているといいます。

景気の先行きも楽観的な見方が多くなってきています。しかし、本当に大丈夫なのでしょうか。何か落とし穴はないのでしょうか・・・。






アメリカのインフレ熱収まらず


FRBのパウエル議長は2024年3月に、利下げの条件として、インフレが持続的に2%に近づく必要があることを示唆しました。

そして、高いインフレが続くならば、高い金利を維持する可能性に言及したのでした。

実際、4月に入ってもインフレ率は低くならず、4月16日にパウエル議長は、当初の想定よりも利下げまでに時間がかかる可能性を示しました。

4月中旬以降の円安加速は、このパウエル発言がきっかけであると考えられます。日米の金利差は引き続き大きく、円売りドル買いの流れが加速したわけです。

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米投資家、大いなる強気


米機関投資家の景気見通し、そして株価上昇への期待は膨らんでいます。

2024年4月、今後1年の世界景気が「強くなる」と予想した投資家の比率は、「弱くなる」と予想した投資家よりも11%多くなりました。3月には12%少なかったにもかかわらずです。

投資家心理は2022年1月以降で最も強気の水準となり、株式投資の配分は34%と前月から6ポイント上昇、2022年1月以来の水準にまで上昇しています。

以下は、恐怖指数ともいわれるVIX指数の推移です。

VIX指数は市場のボラティリティを測る指標であり、投資家のリスク回避の度合いを数値化したもので、数値が大きいほどリスクを回避していることになります。

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歴史は繰り返す


グラフを見ればわかるとおり、確かに2021年上旬から2022年初頭まで、投資家はリスク選好型であったことがわかります。

そしてその通り、2021年、株価(S&P500)は調整らしい調整もなく右肩上がりを続けたのです。

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しかしその後、株価は下落に転じてVIX指数も上昇に転じたのでした。

2023年からの動きは2021年をフラッシュバックさせるかのようです。VIX指数は2021年以上に下がり、株価は上昇を続けました。

日本株も小休止と予想する


ところがここに来て、株価には陰りが見え、VIX指数が上昇してきています。

今後の株価は神のみぞ知る世界ではありますが、2022年の再来となる可能性は十分にあり、用心が必要なレベルに入ってきたと考えてよさそうです。

(関連記事)ブリッシュ・コンセンサスによる投資家心理の分析

アメリカ株は2022年、比較的大きな調整を余儀なくされました。一方で日本株はボックス相場となり、いわゆる凪相場となりました。

そう考えると2024年の中後半戦の日本株は比較的大きなボックス相場となり、日経平均で33,000円から39,000円辺りをウロチョロするのではないかというのが個人的な予想です。

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