投資信託の販売経路による損益の違い

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投資信託をネット証券経由で購入した投資家の2018年3月末の損益状況は以下のようになっているとのこと。

 ・評価益発生 64%

 ・評価損発生 36%

金融庁は金融機関に運用成績の公表を求めていることから公表の運びをなったそうです。

先駆けて発表された銀行窓販経由で購入した投資家の損益状況は以下のとおり。

 ・評価益発生 54%

 ・評価損発生 46%

ネット証券経由で購入した投資家のほうが若干ではありますが、運用成績はいいようです。
(金額ベースで比べればまた違う結果になるのかもしれません。)

さて、その心は・・・?

銀行の営業マンに勧められて買う頃にはすでに相場は終わりに近づいており、迷っている投資家は銀行マンに背中を押されて高値づかみをした、アフターフォローがなされず、ほっとらかしにされた、銀行マンは基本的に臆病なので乗り換えを勧められなかった、手数料や信託報酬がそもそも高いファンドを勧められた、などの要因が考えられます。

それにしても金融のプロフェショナルたるプロの相場観がいかに役に立たないものかが如実に示される形になりました。セールストークなどに流されず、自分で考えて投資したほうがよい結果を生んでいるのですから。

今後、対面証券会社でも同様の発表がなされる模様であり、販売チャネルごとの個性が示されることとなりそうです。

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