アメリカン?ヨーロピアン?オプションの種類と価格決定要素

ルーレット

人間、努力したとしても成功するとは限らない。しかし、努力なしに成功することが不可能なこともまた確かではなかろうか。

千里の道も一歩からという。

そんなわけで、数年後のその日に向け、オプショントレードマスターとなるべく準備を開始したのであります。

今日はその二歩目ともいえるものです。

定年後も働くのか?いや俺にもちっぽけな夢があるのだ!






オプション取引のタイプ


オプション取引、それは権利の売買であるわけですが、権利をいつ行使できるかによって2つの形態に分類されます。

アメリカンタイプ・・・最終期日まで、いつでも権利行使できる。
ヨーロピアンタイプ・・・最終期日のみ権利行使できる。

両タイプとも市場でいつでも転売できるのだから、結局同じでしょ、と思えばそうでもありません。

転売が得か、権利行使が得か


オプションの価格は「本質的価値」と「時間的価値」の2つに分解できることはすでに学びました。

例えば、コールオプション(買う権利)を買って、原資産が値上がりしたときは、本質的価値が上昇するので値上がりするわけです。

(市場の予想変動率が大きくなって時間的価値が上昇することもあり得るが今回は無視します。)

市場の価格変動率が一定と仮定すれば、時間的価値は最終期日に向かってひたすら0に近づいていくわけです。

最終期日までの時間が長ければ長いほど時間的価値は大きいのですが、権利行使してしまえば利益は本質的価値部分だけに限定されます。

だからして、最終期日を待たずして値上がりした場合は多くの場合、権利行使をせずに転売したほうが有利になるわけです。

流動性リスクも価格に影響


ではどちらのタイプでも転売したほうが有利なんだから結局同じではないかと思う人もいるでしょう。

しかし、市場には流動性リスクというものがあり、転売したくても買い手がいなければどうしようもありません。

そういった場合には、いつでも権利を行使できるアメリカンタイプが威力を発揮することになるのです。

流動性リスクにも対応できるため、アメリカンタイプのオプションの価格のほうが、ヨーロピアンタイプの価格よりも高くなるのが一般的です。

ちなみに、日経225オプションはヨーロピアンタイプのオプション取引です。

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オプション売りの恐怖


2024年4月23日の日経平均終値は37,552円です。

そして、5月9日が取引最終日となる40,000円のコールオプションの価格は28円。

このオプションには、もちろん本質的価値はなく、すべてが時間的価値となります。

日経225オプションの取引単位はオプション価格の1000倍であり、このオプションを買う人は、28,000円で、5月9日までに日経平均40,028円以上になることを期待していると言ってよいと思います。

仮に最終決済の際に日経平均が41,028円になったならば、オプションの買い手は権利行使することで100万円の利益を上げることが可能となります。

逆にこのオプションの売り手側は、28,000円をもらったけれど、最終的に100万円を買い手に支払わなければならなくなります。利益限定、損失無制限。これがオプションの売りが怖いと言われるゆえんです。

オプションの価格決定要素


さて、オプション価格はどのような要素で決定されるのでしょうか。

オプション価格を決定するブラック・ショールズ式によれば、オプション価格は主に以下の要素で決定されます。

・原資産の価格
・権利行使価格
・市場の予想変動率
・最終期日までの日数


上記の例でいえば、株価が4万円に近づけばオプション価格も上がる。40,000円のコールよりも39,000円のコールのほうが高い。市場が急激に上昇ムードになればオプション価格は上がる。最終期日に近づくにつれ、オプション価格は安くなる。

そんなことがわかるわけです。

(つづく)

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