新築価格の3倍に上昇した東京の好立地中古マンション。マンションバブル続く

マンション2

都心の中古マンションの値段が上昇しています。

物件によっては、新築時の3倍にまで跳ね上がっているのですから驚きです。

そんな価格でいったい誰が何のために買っているのでしょうか。また、価格上昇の要因は何なのか探ってみました。






新築の3倍!で売れる


大都市圏では新築マンションのみならず、中古マンションの値段もうなぎ上りで上がっています。

とりわけ人気なのは東京都心の立地条件が良いマンションです。

築10年程度の比較的新しい物件では、新築時の3倍程度で取引されるものもあります。

東京都心の中古マンションの平均希望売出し価格は2024年3月、ファミリー向けの一般的な70平方メートル程度のマンションで1億1507万円でした。

東京都心では中古でも億ションが当たり前と化しているのです。それにしてもここまでマンションの値段が上がっているのはどうしてなのでしょうか。

続く東京一極集中


理由は3つに集約されると思われます。

1つめは東京都心は引き続き人口が増えている点です。

日本は2023年に東京都以外のすべての道府県で人口が減少しました。日本の東京一極集中はいまなお続いています。

20240508todouhuken.jpg
(出所:総務省)

大都市圏の中でも東京圏に偏って人口が集まってきていることがわかります。

20240508tosinjinkou.jpg
(出所:社会実情データ図録)

そして人口が増えるのですから、東京の住宅需要は増すわけです。

中古マンションを買って貸し出せば高い利回りも得られます。そして、空室となるリスクの少ない東京都心のマンションは大人気というわけです。

日本のマンションが投機の対象に


2つめの理由は円安です。

日本の不動産は海外の投資家に大人気となっています。円建ての価格は上がっているわけですが、円安が進んでいるため、ドル建てでは価格は上昇していません。

そのため、海外の投資家は日本で不動産を買い漁っています。これだけ値が上がっても国際的に見れば東京のマンションはまだまだ安いというのです。

東京を100とすれば、ニューヨークは142、ロンドンは205、香港は263といった具合です。

マンションが海外投資家に買われているだろうことは、為替相場の動きとマンションの値動きを比較すればすぐにわかります。

日本では、2013年あたりから急激に円安が進みました。異次元金融緩和の影響によるものです。

20240508kawase.jpg
(出所:社会実情データ図録)

円安への転換とともにマンションの価格が高くなっていることがわかります。

20240508hudousankakaku.jpg
(出所:国土交通省)

円安が加速した2021年からマンション価格の上昇も加速していることから、マンションを買っているのは海外投資家であることは明らかでしょう。


絶対に得する!自宅マンションを高く売る方法 大手不動産業者が舌を巻く!誰にでもできる秘策を伝授 [ 関谷健 ]

価格:1650円
(2024/5/8 23:52時点)



もはや立てる土地もなし


3つめの理由は、新築マンションの供給減少です。

リーマンショック後、デベロッパーの倒産、そして人口減少の影響もあり、新築マンションの供給は減少しています。

20240508kyoukyuu.jpg
(出所:国土交通省)

また、東京都心には好立地があまり残されていないため、新築マンションを建てる土地はあまり残されていません。そのため、今ある中古マンションに価値があるという結論となります。

それにしても生きている間にこんな不動産バブル(一部だが)を再び見ることができるとは思いませんでした。

富の二極化はマンション市場においても進展しています。

関連記事


ついに住宅家賃が上昇に転換。住居型Jリートに期待!
20代世帯の35%以上が家を所有しているという事実に驚き
マンションの家賃までもが高騰中。いったいどこに住めばいいの?
修繕積立金・管理費の高騰が続くマンション。ケチればスラムマンション化
マンションは高嶺の花、中古の戸建という選択肢
住宅ローンが50年!?将来の悲劇を予感させる無謀な借入
マンションは立地さえよければ古くてもよし

↓↓応援クリックお願いします↓↓

にほんブログ村



マイホームは価値ある中古マンションを買いなさい! [ 日下部 理絵 ]

価格:1540円
(2024/5/8 23:51時点)


関連記事

コメント

非公開コメント