AI(人工知能)の考察(その1)朝生まとめ

technology-1587673__340.jpg



8月31日の深夜に朝まで生テレビでAIをテーマに討論がなされていました。AIは言葉ばかりが先行してしていますが一体どういったものかという実際のところはあやふやな理解で あることが多い(私がそうです)ので、討論のエッセンスをまとめてみました。

討論参加者は末尾を参照してください。なお、今回のテーマは思想に絡むことが少ないため、誰が発言をしたかは無視しております。なおAIの活用方法については最終的には思想に左右されることは多いとは思います。

(以下ポイント)

●AIの研究は最近始まったことではなく、1956年に研究が始まっている。その後ブームが繰り返され、今回が3回めのブームである。

→ 今回もブームに終わるのでしょうか。私はそう思います。しかし、否定的な見方をしているのではありません。AIが当たり前のものになっていくので、その熱狂は終わるという意 味においてです。かつて人々はきっとテレビに熱狂したと思いますが、今はテレビに熱狂する人はいません。

しかし、テレビは影響力が低下しているとはいえ、厳然と存在しています。

●今回のAIブームの何が今までと相違しているかといえば、目の機能が加わったということ。これにより、従来はできなかった洗濯物のアイロンがけやたたむこと、それをしまうことまでもが可能となる。主婦は家事労働から相当程度解放されるはず。

また抽象的な概念処理が可能となるため、不審人物を探すようなことが可能となる。そして指名手配犯などを街中のカメラなどで人手を介さず、常時監視できる。現実に中国では1万人が集まったコンサートで指名手配犯4名がカメラの画像でAIが発見。逮捕された。

このような活用方法は個人の人権やプライバシーの保護の観点からの議論が必要となろう。

●AIを巡る世界競争の行方はこの2年で決まる。いまから2年で何をするかが非常に重要。日本はAIにかけている予算が少なすぎるのが弱点。クルマの自動運転を制するのが、従来型の自動車メーカーなのか、新興のIT企業になるのかがこの2年で決まる。トヨタが危惧を抱いて自動運転への対応を急いでいるのはそのため。

●クルマの自動運転が最も早く実現しそうなのはアメリカかシンガポールである。数年後には可能になるであろう。

●自動運転は難しい問題を孕んでいる。例えば交通法規。道路交通法は最も守られていない法律である。例えば制限速度40キロのところを40キロで走るクルマはほとんどいない。A I自動車が法律をきちんと守れば、東京は大渋滞に陥る。そこで法律を実態に合わせて変えるのかといった問題が生じる。

●自動運転の目的を目的地に安全に着くということとするならば、交通法規が少ないあるいはなく、信号もないような国のほうがしがらみが少ないため、自動運転が早く実現する可能性がある。
日本は前述のように、従来型の交通システムや法規、慣習が行きわたっており、しがらみが多く乗り越えるべきハードルも多くなる。

ところで余談ですが、朝まで生テレビではなくDHCテレビの虎の門ニュース他で、。科学者の武田邦彦さんが人工知能を持った人間型のロボットを作ると人間は殺されると言っていました。私なりにその心を考えました。

・ロボットが人間の心を持つようになれば、当然死にたくないという感情が生まれる。

・よって、自分の命を左右する人間の存在は恐怖となる。(スイッチを切られれば死んでしまうから)

・そこで殺される前に、主人たる人間を殺して自分が生き残る道を選ぶ。

というシナリオに行き着きました。

【討論参加者】

田原 総一朗
落合陽一(筑波大学学長補佐・准教授、メディアアーティスト)
勝間和代(経済評論家、プロ雀士)
近藤大介(「週刊現代」編集次長、明治大学講師)
夏野剛(慶応大学大学院特別招聘教授)
藤原和博(教育改革実践家、元杉並・和田中学校校長)
堀口ミイナ(キャスター・タレント、元商社勤務)
松尾豊(東京大学大学院特任准教授)
三浦瑠麗(国際政治学者、東京大学政策ビジョン研究センター講師)
森永卓郎(獨協大学教授、経済アナリスト)
矢野和男(㈱日立製作所フェロー・理事)

人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの (角川EPUB選書) [ 松尾豊 ]

価格:1,512円
(2018/9/2 01:07時点)
感想(2件)



関連記事

コメント

非公開コメント