経済の実態を表しているのは新興株か225か

新興株の下げがきつくなっています。月中ではありますが、急遽NM倍率(日経平均株価をマザーズ指数で割った数値)を計算してみました。


やはり8月末に比べてわずか1週間ほどですが、さらにマザーズが割安水準に振れています。
さて、これをマザースが割安と見るか、日経平均が割高と見るかは難しい問題です。
私個人としてはマザーズ指数が経済実態を表しており、日経平均は日銀のETF買いに支えられた官製相場ではないかと考えています。
過去10数年のNM倍率の平均は20.5倍程度であり、現在のマザーズ指数1,009をかけると日経平均は20,500円前後が適当な水準ではないかと考えます。
日経平均の水準を維持したまま、新興株が戻ってくるのは、実態に即して新興株なみに下落してくるのかは神のみぞ知るとはいえ、人工的に維持された相場が続いており、市場の歪みは徐々に大きくなってきているものと考えられます。
【関連記事】
・NM倍率の現状
・新興株軟調(日経平均とマザーズ指数の比較)
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