楽天、携帯電話事業の早期黒字化に自信

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日経新聞の報道によれば、楽天は来年秋に参入する携帯電話事業の黒字化の目途を1年前倒しとなると考えているそうです。

楽天が総務省に出した計画によれば、2019年12月期から2022年12月期までは赤字を見込んでいたところ、2022年12月期には黒字となる可能性があるとのことです。

その理由として挙げられているのは、新技術による通信網の構築が想定よりも安くできるのではという目算です。

投資額は6,000億円ほどの想定ですが、これを数百億円規模で下まわる可能性が出てきたとのこと。また、ネットワーク構築も当初計画を上回るスピードで進みそうだそう。

新技術はインドの携帯電話会社の技術を参考にしているようで、インドの会社から人材も引っ張ってきています。

さて、気になるインドの技術とはどのようなものなのでしょうか。私は技術者ではないので詳細はわかりませんが、キーワードは「仮想化」です。

簡単にいえば、今までハードウェア機器で行っていたさまざまな制御をソフトウェアが代替して行うことにより機器費用を劇的に削減できるということです。

制御装置についてはソフトウェアで代替するということで理解できますが、肝心のアンテナはどうするのでしょうか。

大手はマンションなどの屋上にアンテナがありますが、勝手に設置できるはずもなく、設置にはマンションの大家や管理組合などとの折衝が必要になります。そんなことをしていたら、あと1年足らずに参入できるはずがありません。

私はマンションに住んでいますが、以前、携帯電話のアンテナをマンションに設置するかどうかということがマンションの組合の議題になったことがありました。携帯電話の電波を強力であり、電磁波が心配だったので反対したことを覚えています。そして結局、その話はお流れとなりました。

かようにアンテナの設置を個別交渉でやることは時間と労力すなわちお金が かかることになります。

こちらについて、楽天は電力会社の送電鉄塔や電柱などを活用するようです。電力会社との交渉だけで済むので、条件などがまとまれば、設置自体にはそれほど時間はかからないものと考えられます。

残される懸念としては、既存キャリアの今後の携帯料金価格の動向です。

政府は大手キャリアのスマホ料金が高すぎるとの認識を持っており、プレッシャーをかけてきています。大手キャリアがそれに忖度して価格を大幅に下げるようなことがあれば、楽天の目算は崩れることになります。後発組が大手と同じ値段では思うように顧客を獲得できませんから。

NTTドコモの社長はドコモの携帯料金が各国に比べて高すぎるという認識は持っていないようで、政府の認識に反発しています。この認識が変わらない限り、楽天の携帯電話事業の勝算はありますし、ぜひとも頑張ってもらいたいものです。


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