新興国からの投資資金の逃避

新興国の株式や債券で運用する投資信託の残高がしぼんできています。
現状では、ピーク時の2013年に比べ、現状は約半分の水準にまで落ち込みました。特に落ち込みが特に目立つ国が、ブラジルと中国ですね。
ブラジルや中国は比較的、金融市場の規模が大きいので落ち込む金額も大きくなるのでしょう。
これら新興国市場の落ち込みの背景にあるのはアメリカの金利上昇です。アメリカの10年国債の利回りは3%を超えてきており、今度も当面ドル高が予想されます。
資金が新興国からアメリカへ還流しており、この流れは当面続くでしょう。そう考えると新興国の株式や債券はしばらくの間、弱含みとなると思われます。
新興国の中でも相対的に魅力的なのは安定成長が期待できるインドだろうと思います。
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