持たざるリスクか、持つリスクか

日経平均がバブル崩壊後の高値を更新。
悲しいかな、デフレ時代に社会人生活を送った身としては株価が右肩上がりで上昇すること自体に違和感を覚えてしまうものです。
ここ最近の日本株上昇は外国人投資家の買いが原動力となっているようです。とりわけ、ヨーロッパの投資家の資金流入が目立っている模様。
一方で、国内の投資家は今回の上昇に着いていけない人が多くなっています。
何しろ1990年以降、多少の浮き沈みはあったとはいえ、いまだバブル期高値の60%程度であり、株価を含め、モノの値段というのは横ばいまたは下がるものという感覚が染み付いてしまっているからです。
山高ければ谷深しと言いますが、今後はどのようになるのでしょうか。外国人投資家の動きは早いので、ひとたび相場の流れが変われば、一気に流れが変わるものと考えられます。
さて、来年10月の消費税増税を踏まえて、今後の株価推移を予想すると、増税前の半年前まで株価が堅調であれば、売っておくべきだと思います。
半年前までに株価が暴落するようなことがあれば、時間的に消費税アップを凍結することが可能だからです。そうならないように財務省を中心に必死の株価対策が行われるでしょう。
半年を切ればもう時間切れ。小売店などが増税対応準備にかかってくるので今更やめられないということになります。
今年の年末から来春に向け、高いところがあればいったん手放しておくのが無難だと思います。
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