綱渡りのアパート・マンション投資

6年にわたり上昇を続けてきたアパートやマンションの価格がここに来て下落しています。
スルガ銀行の無茶苦茶な不動産関連融資が明るみに出たことで、金融庁がけん制を強めていることも下落に拍車をかけています。
金融機関の不動産関連融資はピーク時の約半分程度にまで減っており、投資家は不動産を買いたくてもなかなかお金が工面できない状態です。
リーマンショック前にも同様に不動産投資がブームとなりましたが、今回のブームはリーマンショック時を上回っており、資産下落時の返済不能リスクはより高まっている状況です。
日本版サブプライムローンといってもよい状態で、不動産投資をしている投資家は今まさに綱渡りの状態といえるのではないでしょうか。
不動産価格の逆回転が始まれば、レジデンス系のJリートにどのような影響が出るか心配です。レジデンス系は不況には強いとはいえ、資産価格の下落の影響は免れないでしょうし。
とにかくJリートへの投資には注意が必要な局面ですし、保有比率が高い場合には資産を減らすべきときが近づいているようです。
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