IMF、世界経済見通しを下方修正へ

IMF(国際通貨基金)が世界の経済見通しを下方修正しました。
2018年の世界経済の成長率見通しを3.7%として0.2%下げました。 下方修正の要因はアメリカの貿易戦争と金利上昇です。
貿易戦争の行方次第ではさらなる下方修正の可能性もあるとのこと。
中国は米中貿易戦争の影響を多大に受け、成長率が0.6%下方修正されました。また新興国の景気減速と信用不安は深刻であり、とりわけトルコ、アルゼンチンがひどい通貨安とインフレに見舞われています。
2008年以降、順調に回復し、拡大を続けてきた世界経済ですが、ここに来て変調の兆しが見え始めました。
株価も乱高下し、不安が広まりつつあります。
こんな中、安部内閣は早々に来年10月の消費税アップを決めてしまいました。
年内は様子を見ると思ったのに、おちおち待っていると株価が下がってしまって3度目の延期となりかねないので、傷が広がらないうちに決めてしまったという感じです。
世界経済が不況に陥ってもリーマンショックなみでなければ後戻りはできなくなりましたので、泣きっ面に蜂の増税となる可能性があります。
そうならないことを祈りつつ・・・。
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