狭まる中国包囲網(株安、通貨安)

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日経平均が600円安と大きく値を崩しました。日本のみならず海外市場も軟調。

特に今年に入ってからの中国株は急激な右肩下がり。2015年の高値から半値まで下がってしまいました。

ただでさえ景気が減速中の中国にとって米中貿易戦争が勃発はかなりの痛手。

また、米金利上昇による中国からの資金逃避による元安。元は10年ぶりの安値圏にまで沈み込んでいます。

アメリカの長期金利と中国の長期金利の差はわずか0.4%にまで縮小し、さらにアメリカは今後金利を上げることが想定されていること、また中国は景気刺激のために金利低下が見込まれることから、金利が逆転する可能性もあります。

そうなればさらなる資本逃避が起き、中国にとっては悪循環となりかねません。

中国株の外国人売りは止まることなく株価も軟調。中国経済にとっては泣きっ面に蜂状態となっております。

トランプ政権発足後の両国の株価推移を比べれば、経済の状況が明らかになってきます。

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背景として、中国のこれまでの発展、成長が無法状態によってもたらされていることにアメリカの我慢も限界を超えたということでしょう。

トランプ政権はいよいよ本気で中国を抑え込みに入っており、中国はじりじりと後退を余儀なくされています。

放っておけば、2020年代半ばにはアメリカを抜き世界一の経済大国になろうという中国。これを抑えこもうとするアメリカ。

どちらの力が勝るか、ここ5年以内でその答えが出ると思います。

日本はどうか。22,000円割れの水準まで下がってきましたので、この先、やれやれ売りが出やすく、戻りは鈍いでしょう。

この先の消費税アップを考えれば20,000円割れがあってもおかしくないと思いつつ、ナンピン覚悟の打診買いを慎重に少しずつといった感じ。

【関連記事】 日経225。これ以上下がると戻りが鈍くなりそう








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