スズキ。通貨安と売上台数アップとの綱引き

traffic-jam-388924__340.jpg



アメリカ金利の上昇から新興国へ流れた資金がアメリカに還流し、新興国の通貨が売られ、安くなっています。中国の人民元は10年ぶりの安値をつけたそう。

通貨安は中国のみならず、インド、タイ、インドネシアなどにも広がっています。

こうした新興国通貨安を受け、新興国に進出している企業の株価は軟調です。

自動車でいえばスズキ。インドがメインの市場ですので、インドルピー安の影響をもろにかぶることとなります。

株価も一時期の高値からかなり下げてきています。

しかし、1日の発表では2019年3月期の純利益は過去最高になるとの見通しとのこと。

インドの販売は相変わらず好調で、年率8%増の販売増となる模様。

日本国内でもクロスビーやジムニーなどの個性的なクルマの販売が好調で生産が間に合わないといううれしい悲鳴が上がっているようです。

インドは世界最大の民主主義国で中国と違い、カントリーリスクが小さい点から将来に対する安心感もあります。

通貨安と売上台数増加との綱引きが続いていますが、今のところ、売上台数増が通貨安のデメリットを上回っている状況。

株価も一時期に比べ割安感が出てきましたので、再度参戦することにしました。

以前、4,000円を付けたときに天井だと思って売ったことを考えると売値よりも高い値段で買うことには多少の抵抗感と虚しさを抱えつつ。

10年後のインド。経済は相当な規模に成長しているはずですから、スズキも同じように成長をしているはずと見込んでいるのですが・・・。

【関連記事】
・スズキのランチェスター戦略(その2)
・スズキ、インド・日本で絶好調を維持
・スズキがトヨタで、トヨタがスズキだ(インド市場)
・スズキのランチェスター戦略


関連記事

コメント

非公開コメント