アベノミクス後の景気敏感株とディフェンシブ株の動き

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最近は株価がシーソーのように上がったり下がったり。

上下を繰り返しながらいったいどこに向かっているのだろうか?と考えてしまいます。

最近は値動きの少ない低ボラティリティ株での運用パフォーマンスが高ボラティリティ株での運用を上回るケースもあるとか。

そこで安倍政権誕生後の2013年から現在まで、景気敏感株とディフェンシブ株の動きを比べてみました。

景気敏感株の動きとしては機械と鉄鋼・非鉄のETFを、ディフェンシブ株の動きとしては食品と医薬品のETFの動きを参考にしてみました。

下図がその動向となります。

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やはりというべきか、安倍政権発足当初は、その後景気拡大を先取りする形で景気に敏感に反応する機械、鉄鋼・非鉄株の上昇が、食品、医薬品の動きを上回っています。

しかし、その後を追いかける形で食品、医薬品も日経平均とほぼ連動して上昇していきます。

それにしても、鉄鋼・非鉄の動きの悪さが際立っています。

そして、ここ最近の1年程度を見てみると、ディフェンシブ株の下がりは景気敏感株に比べ緩やかになっています。

明らかに今後の景気後退を意識した動きでしょう。

今後、景気が悪化していく局面ではディフェンシブ株の下がりが相対的に小さくなるでしょうから、株を買うのであれば、そういった株式を買ったほうが大ケガをしなくて済みそうです。

信用取引をしている人であれば、ペアトレードやマーケットニュートラルといった戦略も一考かもしれません。



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