東証REIT指数の上昇を横目で見ながら・・・

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年初来高値を付けるJリートが相次いでいるという。

東証リート指数は1年8か月ぶりの高値だそうだ。

海外投資家や銀行が買いの主役。

とりわけ、銀行は貸出金利ざやが減少する中、分配金利回りが相対的に高いJリートへの関心が高いようだ。

それにしても自分には実感がわかない。

最近のJリートの上昇は大型のJリートを中心としたものであるので、ある程度想像がつくのだが、指数の計算方法にその特徴があるのではと思い調べてみた。

やはりだ。

東証REIT指数は時価総額を分子として計算している。

どうしても時価総額の大きな銘柄の値動きによる影響が大きくなるわけだ。

小型のJリートは上がっても指数への影響は小さく、逆もまたしかり。

TOPIXの計算方法と考え方は同じだといえる。

時価総額の動きを捉えることは市場の影響を如実に表すといえるから指数としては優れていると思う。

一方で、株価を元に算出しているのが日経平均だ。

100円の株と10,000円の株では同じ比率で株価が下がっても日経平均に与える影響は100倍違う。

指数としてはあまりよろしくないといえるが、世間に浸透しているのは日経平均だ。

過去との連続性を比較するには、やはりネームバリューがものをいう。

バブル最高値の日経平均がいくらかを知っている人でもTOPIXが何ポイントが答えられる人はほとんどいないだろう。

少々時代錯誤の話になるが、ビデオデッキでいうなら、日経平均がVHS、TOPIXはベータマックスといったところになるのだろう。

閑話休題。

小型Jリートにも見直し買いが入ってくれることをお祈りしております。

(閑話休題とは、話を横にそらすことではなく、話を元に戻すことをいうのが正解だそうです。最近知りました。日本語は難しい。)

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