仮想通貨の賞味期限はあと1年と見る

ここにきて、ビットコインの値下がりが激しくなっているようだ。
仮想通貨への投資は行っていないので細かい理由はわからない。
2017年初頭から暴騰した仮想通貨だが、歴史的にバブルは概ね3年ではじけ飛ぶ。
チューリップバブルしかり、日本のバブルしかり。
そもそも仮想通貨は本当に資産といえるのだろうか?
チューリップは投機の対象となり、そのバブルははじけたが、チューリップそのものがなくなったわけでもない。
チューリップは相変わらずきれいな花として存在し続けている。
株も土地も相変わらず存在し続けている。金も投資対象としての地位を維持し続けるが、なにしろ現物があって目に見えるし、芸術品や装飾品、一部工業品にも使用されている。
だから利息を生まなくても、価格変動はあるものの相変わらず存在感は大きい。インフレ時には資産保全手段として大いに活用できる。
ところが仮想通貨はどうだ。
目には見えないし存在自体を確認できるのは一部の数学が得意なコンピュータマニアの投機家だけで利息を生むわけでもない。
赤の他人が仮想通貨を持ってるっていったところでどうやったらそれを確認できるかもわからない。
まして、仮想通貨で払いますなんて言われても受け取り方がわからないし、領収書はどうやって書けばいいんだ?
ビットコインの高値は222万円。半値、8掛け、2割引きで71万円。現在50万円ちょっと。すでに底が抜けている。
世界的な金融緩和の縮小とともにその存在は歴史の遺物として消えていくのであろう。あの人は今、と同じだ。(ちょっと言い過ぎか?)
それにしても、マネックス証券とGMOインターネットの株価が仮想通貨と共倒れになりつつあるのは悲しいものだ。
両社が仮想通貨事業に参入することになろうとは予想もしていなかったのだ。言い訳気味ではあるが・・・
とにかく事業そのものをうまく損切りして逃げ切ってもらいたい。
【関連記事】 仮想通貨はバブルか?
![]() | 日本経済の事件簿新版 開国からバブル崩壊まで [ 武田晴人 ] 価格:3,240円 |

- 関連記事
-
-
ひふみ投信の運用銘柄を検証してみる 2018/05/12
-
中小証券は今後IFAへの転身が進むであろう 2020/03/09
-
個人向け国債が人気。資金逃避先としては最適かも 2019/12/18
-
仮想通貨の賞味期限はあと1年と見る 2018/11/23
-
「顧客=お金」をめぐる醜い争い。保険会社VS銀行 2022/01/26
-
総合証券ゆえか、焦りなのか、野村証券内部の利益相反 2020/12/19
-
驚きの給与。M&A仲介企業に勤める社員の懐具合 2021/07/05
-
スタグフレーションに強い金融商品は何か 2021/11/29
-
自動車保険料、大手とネット系の価格差がさらに広がる 2020/01/03
-
NISAロールオーバー手続完了。人間は合理的でないと自ら実感 2019/10/17
-
コメント