孫正義氏は日本のウォーレン・バフェットか?

もはやソフトバンクは事業会社というよりも、投資会社となりつつある。
中東マネーを集めて10兆円もの巨大ファンドを作って、世界のIT関連会社に投資する。
なにしろ10兆円という金額は世界中のベンチャーキャピタルが投資している金額に匹敵するのだそうだ。
孫さん(ソフトバンク)は日本のウォーレン・バフェット氏(パークシャー・ハザウェイ)になろうとしているのか?
世代が違うことから投資対象はかなり違った会社になっているが、事業会社を運営しつつ、大きな投資を行っているという点で非常に似通っているように感じる。
さて、その規模を比較するとどの程度になるのだろうか?
ソフトバンクグループ(9984)の総資産は、前期で約31兆円、自己資本は約5兆円。
税引後利益で約1兆円。
直近の株式時価総額は、約10兆円。
日本の企業の中ではとてつもなく巨大だ。
かたやパークシャー・ハザウェイはどうだろうか?
2016年12月期の総資産は日本円にして、約70兆円。自己資本は約31兆円。
税引後利益で約3兆円弱。
直近の株式時価総額は、約30兆円。
びっくりすることにソフトバンクはパークシャー・ハザウェイの概ね3分の1から5分の1の規模に達する。
ソフトバンクは有利子負債依存度が高いので不安定さがあるものの、これ孫さんのいつものやりかたではある。
孫さんの若さ(61歳)を考えれば、近い将来、パークシャー・ハザウェイを追い越して、世界最大の投資会社になるのは十分に可能だと考えられる。
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