ＮＨＫによる東洋医学大宣伝の意図は・・・

しばらく前にＮＨＫで東洋医学の力について１９時３０分から２２時まで、２部構成でなんと２時間半にわたり放送しました。

多彩なゲストを招いて鍼灸やヨガの効力をまざまざと見せ付けておりました。

ところで、高齢人口の増加に比例し、医療費は増加を続けており、２０１７年には４２兆円に上りました。

今後も増加が見込まれるので、財務省は医療費抑制のために診療報酬の引き下げを目指しています。

医療費を減らすには、診療費を下げる、患者数を減らすの２つのアプローチしかありません。

しかし、診療費の引き下げに医師会が反発するのは必然です。

患者数が同じであれば、収入が減るし、同じ収入を得ようとすれば、ますます仕事が多くなるからです。

そうなるとやはり診療費の劇的な引き下げは難しい。

そうすると患者数を減らそうと考えます。ここからは私の勝手な憶測です。

財務省が患者数を減らすため目を付けたのが東洋医学。鍼灸治療などは原則、保険診療外の全額自己負担です。

科学的な証明がなされているとは言いがたいですが、世間一般に広く浸透し、その効果も実体験として認知されているところです。

この東洋医学を大々的に宣伝して保険診療から、自己負担診療に目を向けさせたい。

その意図をもってＮＨＫと結託して東洋医学の一大キャンペーンを打ったのではないだろうかと考えます。

私がよく行く鍼灸院の先生に聞いたところ、放送の後、その影響だと思われる問い合わせが増えたとのこと。患者にも何回も放送のことを言われたらしくて辟易しているようでもありました。

マスメディアの情報の裏には隠された意図がある場合が多いようですが、その意図は一般の視聴者には知らされません。

そして芸能人らがその宣伝に利用されています。

マスコミを利用して、社会をある方向にもっていこうとする力が世の中には確実に存在する。マスコミの情報を鵜呑みにしないように気をつけたいもんです。