NT倍率から考える日経平均の近未来

日経平均が大きく下げているからといって弱気の虫になっているわけではありませぬ。
しかし、ここ最近のNT倍率の高騰は近年では異様ともいえるレベルまで達していると思います。
要因としては、
・日銀による日経225ETFの積極購入
・海外投資家による日経平均先物の積極購入
などが考えられます。
これにより、日経平均はファンダメンタルを超えたレベルにまで買われているものと推測します。
過去の例を見ますと、NT倍率は概ね10倍~12倍程度で推移しています。
現在、TOPIXは1,600ポイントちょっと。
10倍とすれば、日経平均16,000円。
12倍で19,200円。
いずれにせよ、2万円を割り込む水準。しかもこれ以上TOPIXが下がらないという前提です。
日銀の買い入れが縮小し、海外投資家が売りに転換すれば、NT倍率が大きく下がることとなります。
そう考えると近い将来、日経平均の2万円割れは必至とみます。来年は日経平均2万円割れを覚悟した投資戦略を立てる必要があると思います。
【関連記事】
NT倍率を見れば日経平均はいずれ・・・
![]() | 価格:2,376円 |

- 関連記事
-
-
持たざるリスク、押し目待ちに押し目なし。しかしその先は・・・ 2020/01/18
-
アルゴリズム取引の市場への影響(市場変動) 2018/08/24
-
擬似バフェット指標(2019年10月末)。利益配分の構造変化 2019/11/01
-
こんな相場だからこそピーター・リンチの声に耳を傾けよ!! 2022/09/16
-
素晴らしかな新NISA。そのおかげで2023年は株価低迷と予想する 2022/12/20
-
【号外】NY暴落・・・。そして日経平均も。株価は得てして行き過ぎる 2020/03/16
-
金融相場と業績相場の混在 2018/05/13
-
トレンド分析とオシレーター分析の違い 2018/03/23
-
株式投資は格差拡大に対する保険となる 2019/04/02
-
シリコンサイクルを利用して半導体関連株で儲ける方法 2022/10/14
-
コメント