仮想通貨は代替投資の対象となっているか

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株安が進んだ11月以降、リスク回避のための代替投資として金の価格が堅調に推移している。

また、金を買っても金利がつかないため、金利上昇時には相対的に魅力が乏しくなるため、ここ数か月、価格は軟調に推移していたが、アメリカの金利が予想よりも上がらない様相を呈してきたことからか、見直し買いが入ってきたという面もある。

ところで、金が代替投資先として選ばれるのは、金が資産としての地位を確固たるものとしているからだろう。

そこで、金と仮想通貨の11月以降の価格推移を比べることにより、仮想通貨が資産として認知されているか考えてみたいと思った。

以下は11月以降の金とビットコインの価格推移である。

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ビットコインは11月以降にむしろ下げを加速しているようだ。

3つの可能性が考えられる。

1つめは、ビットコインの価格と株価との相関が高いという可能性。

2つめは、ビットコインは代替投資の対象とみなされておらず、ビットコインの評価自体が下がったという可能性。

3つめは、株式に投資している人とビットコインに投資している人が重複しておらず、偶然に株価とビットコインの値動きが似ただけという可能性。

個人的見解となるが、2つめと3つめの要素の組み合わせではないかと思う。

比重としては2つめの要素が大きいのではと考える。

それにしても2018年は仮想通貨投資家にとっては厳しい年となったようだ。

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