パイオニア、時代の波に乗れず上場廃止へ

パイオニア(6773)が外資系ファンドに買収され、上場廃止になるという。
20,000人いる従業員のうち、3,000人の人員削減がされるということだ。
10人に1人以上が会社を去る。厳しい・・・。
人手不足が続いていることが救いである。
上場を廃止する理由としては、早期の改革を行うためには非上場のほうがやりやすいということである。
すかいらーくがいったん上場廃止してから復活したのと似ている。
外資系ファンドは安く買い叩き、人を整理して、再建の目処が立ったら、再上場するか、他の企業に売って儲けようという腹だろうと思う。
パイオニアといえば、われわれ昭和世代にとっては、オーディオ機器などで一世を風靡した一流ブランドだ。
かつて、家にもランナウェイという名前だったと思うが、ステレオのラジオカセット(死語)があったことを思い出す。なかなかスタイリッシュだった。
レーザーディスクなどといわれるものもあった。残念ながらあまり普及はしなかったが。
昨今は、クルマのナビゲーションシステムなどに力を入れていたようだが、若者のクルマ離れに加え、スマホがナビ代わりになることもあって、ここ数年、売上げは右肩下がりであった。
株式の時価総額はわずか250億円程度にまで低迷しており、かつての栄光は時代の移り変わりの中で消えてしまった。
経営者の頭が古いと新しい時代に即した対応が後手に回り、沈没してしまう。
変化への対応がいかに重要かを思い知らされる。
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