トレンド分析とオシレーター分析の違い

テクニカル分析の手法は山のようにありますが、ざっくりと言ってしまえば2つの考え方に集約されます。
一つは、上がったものはますます上がり、下がったものはますます下がる、という考え方です。一方で、上がったものはいずれ下がり、下がったものはいずれ上がるという考え方もあります。
この考え方に基づきテクニカル分析は以下の2つの手法に大別されます。
トレンド分析
上がったものはますます上がり、下がったものはますます下がる、という考え方に基づく分析です。トレンドラインや新値三本足といった指標がその代表格になるでしょう。
要は潮目が大きく変わったときに有益な考え方で、大きな時代の変化、個別銘柄でいえば業績の大きな変化の際などに威力を発揮します。
政権交代や政府の政策変更といった大イベントの際にも有用だといえます。
オシレーター分析
上がったものは下がり、下がったものは上がる、という考え方に基づく分析です。
RSIやサイコロジカルラインといったものが指標になるでしょう。ボックス相場では有益な考え方ですが、時代の変化により、相場の潮目が大きく変わったときは、相場から取り残されることになります。放っておくと大損失を被る恐れもあります。
そのほかにもさまざま分析手法があり、以下はその一例です。
・RCI
・MACD
・ストキャスティクス
・騰落レシオ
などです。
最近(2018年3月)の状況
ここしばらく続いていた適温相場と呼ばれるような時は、オシレーター分析に基づく投資が成功する場面でした。
しかし、ここに来て潮目が変わりつつあるようです。大きなトレンドが変わったかと考えるかどうか非常に難しい局面に入ってきました。
ここからは成長株を徐々に、そして丁寧に買い下がっていきたいです。かのピーター・リンチもマクロ経済は気にしないと言っていましたから。

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